リアクォーターのコーナー部分

2019年11月3日

先週中頃から今週にかけて怒涛?の忙しさでした、これ程短期間に作業依頼が集中したのは久しぶりです、それまで雨続きの日が多く比較的平和(暇)でしたので体が対応できず疲れが溜まったせいか今は少し風邪気味です(^^;)、あまり忙しくなると老体には堪えます、何事も程々が良いなぁと最近は特に感じてしまいます、これも歳のせいかな・・・(笑)

今回はリアクォーターパネルのコーナー(角)部分の修復作業についてです。

リアクォーターのコーナー部分のヘコミ リアクォーターのコーナー部分のヘコミ2 before

ヘコミはミニバンの左リアクォーターのコーナー部分です、画像だと何処だか分りづらいですが、あと10センチ位右にズレるとリアゲートの開口部です、大きさは約10センチ2つの打撃痕が連なって『ひょうたん』のような形状になっています、綺麗に仕上げるにはこれだけで充分厄介なヘコミですが、更に頭が痛いのはツールアクセスです、『そんなの内装外せば問題ないだろう』との声が聞こえてきそうですが、この部分は鋼板が2重構造になっている場合が多く、実際、このクルマもそうでした(^^;)、プーリング(表側から引っ張って直す技法)も考えましたが、曲面である事・複雑な形状のヘコミである事から仕上がりを考えるとやはりツールで直接触りたいです、そうなると何処かに小さな『穴』を開けてツールアクセスを確保する必要があります、幸いにもお客様からは『穴開け』のご了承を頂けたのですが、『穴』を開ける位置が問題です、仕上がりを重視しての『穴開け』ですからツールの作業性を最大限に良くする位置でないと意味がありません、でも、誰にでも見える位置は出来れば避けたいです、達した結論は・・・

リアゲートキャッチ リアゲートキャッチ2

リアゲートのキャッチ部分(正式名称は解かりません)です、このキャッチ部品を外した中に小さな穴を開けさせて頂きました、右上の画像は穴に樹脂製キャップを装着した状態です、穴を開けてもこのようにきちんと穴は塞ぎますので水漏れなどの心配はありません、更にキャッチを付ければ全く解かりません、しかも、今回のヘコミはこの『穴』からバッチリツールアクセスが可能です、曲面のヘコミだったので塗膜肌を乱さないように気をつけて作業致しました。苦労致しましたが何とか綺麗に修復する事ができました。

リアクォーターのコーナー部分のヘコミ修復後 リアクォーターのコーナー部分のヘコミ修復後2 after

正直なところホッと致しました、『穴』まで開けて綺麗に仕上がらなかったらお客様に顔向けできません・・・(^^;)

リアクォーターのコーナー部分の場合、殆どがツールアクセスに関して何等かの問題が起きる事が多いです、実際、先週は別のクルマで同様の位置の作業がありましたが、きちんとアクセス出来ず、撃沈致しました(^^;)、今回のように隠せる位置に『穴』が開けられる事は稀です、浅くて単純な形状のヘコミならプーリングという手もあるのですが、大きいヘコミや深いスジ状の場合はプーリングでは綺麗に仕上げる事は難しいです(^^;)

リアクォーターのコーナー部分の作業は厄介です・・・。

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