シャープエッジなプレスライン

2019年10月24日

秋らしいスッキリとした青空がとても少ない気がします、しかも10月なのに次々と台風が来るなんて、やはり地球温暖化の影響なのでしょうか(^^;)、今年は久しぶりに紅葉狩りにでも出掛かてみようかと思っておりますが、箱根の被害状況などをニュースで見ると何だか遊びに行くのは被害の復旧に苦労なさっている方に申し訳ないような気がしてしまいます、復興の為には少しでも足を運んでお金を落とす事が唯一できる事だとは解かってはいますが・・・とにかく早く元通りの生活ができるよう祈っております。

今回はVWゴルフ7のプレスラインヘコミの修復作業でした・・・

ゴルフ7プレスラインヘコミ ゴルフ7プレスラインヘコミ2 before

ドア上部のプレスライン上のヘコミです、大きさは約10センチでプレスラインと直交するように縦に凹んでいます、しかも鋭角で深くラインを完全に潰しています(^^;)、普通?のプレスラインならまだよいのですが、ゴルフ7のプレスラインは特別です、これほどシャープなエッジのプレスラインはVW・アウディグループのクルマ特有のものです、自動車評論の記事を以前に読みましたがシャープなエッジを量産車で実現するにはとても高度で精密な金型技術が必要だそうです、そう言われてみると新車時の各パネルの平坦度はVW・アウディのクルマが最も高いように個人的には思います、そんな手が切れそうなシャープなプレスラインがこのように潰れてしまうと修復もとても難しいです(^^;)、お客様にもその旨ご説明させていただきましたが、ご了承いただけたのでとにかく全力で作業させていただきました。

ゴルフ7プレスラインヘコミ修復後 ゴルフ7プレスラインヘコミ修復後2 after

プレスライン上に数ミリのキズのようなスジは残ってしまいましたが何とかヘコミは殆ど取り去る事はできました、僅かでも歪みが残ると目立つボディ色ですが、普通に見る限り殆ど解からないと思います、恐らく(^^;)

ゴルフ7プレスラインヘコミ修復後3 after

プレスラインと言っても様々な形状のものがあります、その中でも修復難易度ベスト10に入るのがゴルフ7のプレスラインだと個人的には思います、数年前に初めて作業依頼を受けてこのラインを見た時はあまりのシャープさに一瞬言葉が出ませんでした(^^;)・・・しかし、あれから時が流れて最初はゴルフ7のみだったのが現在ではVW・アウディのクルマは殆どが同様のプレスラインを採用するようになってきました(^^;)、この修復作業を依頼されるとデントリペア技術者としては正直なところ・・・かなりツライです

メーカーのスタイリストの方に一言いたい、クルマのデザインをする時は修復作業の事も少し位は考えて下さい!・・・と(笑)

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