30プリウスのプレスラインヘコミ修復

2022年6月10日

先月からかなり忙しくなってしまい久しぶりのブログ更新です(^^;)
先週、北関東を中心に雹が降りました、ニュースの映像で見ましたが一部地域で降ったものはゴルフボール位の大きさがあり被害を受けたクルマは映像で見ても酷い状況でした、あそこまでの損傷を受けてしまうと正直なところデントリペアだけでは綺麗には修復出来ないと思います、仕上がり重視で修復するなら、外せる部品は出来る限り交換してしまう方が良いと思います、幸いにも神奈川では凹むような雹は降らなかったようなので少し安心していたら、早速、翌日には雹修復についてのお問い合わせが数件入りました(^^;)、板金屋さんとコラボしながら何とか形に出来そうなものは出来る限り対応致しますが、正直なところ私の技術ではお手上げ状態の損傷も多いです・・・
まだまだ大気が不安定な季節ですので雹被害には注意なさって下さい!

今回は30プリウスのプレスラインヘコミの修復が続きました(^^;)

30プリウスのプレスラインヘコミ 30プリウスのプレスラインヘコミ2 before

1台目は左Fドアのやや前方部、大きさは5センチ位ですが、まるで唇のような深いスジヘコミ!しかもフチはクッキリ折り目がついたように鋭角に曲がっています(^^;)、最初見た時は一瞬目眩が・・・(笑)、若干歪みや違和感が残る可能性をお客様に説明いたしましたがご了承を頂けたので作業開始です、とにかくヘコミの至る所に掛かっている応力を解放してあげない事にはヘコミに触れません、かなりの長い時間ひたすらポンチングしてました、多少鋼板が動いてきても焦らず、応力抜きを根気よく続けていきながら少しづつヘコミを戻していきます、この段階で強引に攻めると鋼板に『伸び』を作ってしまいます、我慢の時間です、応力が抜けてくると鋼板が活発に動くようになってきます、そこからは一気に動かしていきます、乱れたラインを修復して映り込む背景に違和感がなるべく出ないように歪みを消していきます、それでも限界はあります・・・

30プリウスのプレスラインヘコミ修復後 30プリウスのプレスラインヘコミ修復後2 after

完璧とは言えませんが普通に見る限りは殆ど解からないと思います(多分)、お客様のご確認を頂き無事終了です、ご依頼有難うございました。

やはり30プリウスの尖ったプレスラインは手強いな~などと思っていたら数日後またご依頼が・・・(^^;)

プリウスのプレスラインヘコミ プリウスのプレスラインヘコミ2 before

少し形状は違いますが、プレスラインをガッツリ!です、しかも画像では解かり難いです奥と手間が『段差』のようになっています(^^;)、作業工程は上記内容とほぼ同じなので省きます(笑)

プリウスのプレスラインヘコミ作業後 プリウスのプレスラインヘコミ作業後2 after

仕上がりもこれまた上記と同様、完璧ではありませんが、普通に見る限りは殆ど解からないでしょう・・・といった感じです(笑)、お客様のご確認をいただき無事終了致しました。

そしてまた思いました、30プリウスのプレスラインの修復はやはり手強い!!(笑)
30プリウスにお乗りの方、プレスラインは出来る限り当てられないよう気を付けて下さい・・・そんなの無理ですよね(笑)

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