フェンダーアーチのヘコミ

2020年2月7日

1月は比較的暖かく過ごしやすかったのですが、2月に入った途端に今年最強の寒気?がやって来て、昨日、今日の寒さはかなりキツかったです、作業中は凍えて手が動かなかったです(^^;)、外仕事にはキツイ気温です、でも来週にはまた暖かくなるような予報が出ていました、ただ、この時期暖かくなると心配なのが花粉です、もうすでに少しですが兆候はあります、寒ければ作業がキツイし暖かくなればなったで花粉がツライ、行くも地獄、戻るも地獄みたいな感じです(笑)

今回はフェンダーアーチのヘコミを修復致しました・・・

フェンダーアーチの鋭角なヘコミ フェンダーアーチの鋭角なヘコミ2 before

フェンダーアーチのプレスライン部分のヘコミです、大きさは7~8センチですが、プレスラインはかなり鋭角に潰れてしまっています、もうひとつ問題なのはヘコミの上部が盛り上がっている事です、へこんだ原因は解からないので推測ですが若干下方から力が掛かったせいで鋼板が押されてシワがよるように盛り上がったのではないかと思います、こういった盛り上がった部分はハンマーとポンチで叩いて落としていくのですが押されて盛り上がった部分というのは大抵応力が掛かっているのでそう簡単には落ちてくれません、強く叩きすぎれば局部的にへこんでしまうし弱ければ今度は変化しない・・・加減は難しいです(^^;)

ある程度盛り上がった部分が落ちてきたらやっとヘコミを触れます、ただ、プレスラインをガッツリやられているヘコミなので普通にツールで押しても応力が邪魔して局部変化しかしません、DIYデントリペアによく見られるニキビ状のブツブツです、あんな感じになってしまいます、デントリペア技術者はそうならない為に色々な手を使いますが、要はツール先端が『点』で接しないようにする事です、昔はツール先端にガムテープを巻いたり球状のゴムを付けたりしていましたが、今は便利なツールが沢山あって先端に色々なアタッチメントを装着できるようになっています、私もそれを使いました。

粗出しが出来たら後は歪みとの闘いです、凹んでしまった事によって伸びた鋼板をどれだけ人間の目に見えないように塗膜肌ど同化させるかが勝負です、この作業がミリ単位での正確なツールコントロールと根気が必要です、今回も一番時間が掛かりました・・・(^^;)

フェンダーアーチのヘコミ作業後 フェンダーアーチのヘコミ作業後2 after

苦労致しましたが綺麗に修復する事ができました、幸運だったのはアーチの折り返し部分(フチ)に損傷が及んでいなかった事です、もし、フチまで逝っていたら・・・(^^;)

Fフェンダーは大抵使いたいツールが触りたい所にアクセス出来るのでこういった酷い損傷のヘコミの場合は有難いです、同じヘコミでもこれがRフェンダーだったら・・・考えたくありません(笑)

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