キズがあるヘコミの修復について

2019年9月26日

先週はとても忙しかったです、通常の業務にプラスして先日の台風による被害のご依頼が重なってかなりバタバタしました(^^;)

台風や強風の被害によるヘコミの特徴のひとつはキズを伴っているケースが多いという事です、強風で何か物が飛んできて車体にぶつかる訳ですからどうしても塗膜面には多少のキズがついてしまいます、擦れた程度であれば少し研磨して磨けば殆ど消えてしまうのですが、損傷がクリア塗装より深いところまで及んでいると残念ながら研磨で消す事はできません・・・

かなり酷いキズだったり僅かなキズでも絶対に我慢できないという方の場合はもう板金塗装で再塗装するしか修復方法はありませんが、小さな傷ならタッチアップで我慢できるという方ならデントリペアでの修復も選択肢のひとつになると思います、今回はそんなケースでした・・・

キズのあるヘコミ1 キズのあるヘコミ2 before

画像はドアにできたかなり深めのヘコミです、大きさは3~4センチ程度ですが、『く』の字のような打撃痕がクッキリと残っていて塗膜にキズもついてしまっています(^^;)、ボディ色が黒系なのでかなり離れて見ても映り込んだ背景が歪むのでハッキリ解かってしまいます
ツールアクセスが良好なのが救いですが、結構厄介なヘコミです、まずは打撃痕をポンチングで開いてスジを動かしやすくします、その後ツールでヘコミを戻していきますが、かなり鋼板が局部伸びしているのでこれ以上伸ばさないよう且つ塗膜の肌目を乱さないように慎重に作業していきます、スジを消すのに苦労致しましたが何とか1時間弱でそこそこの仕上がりまでもっていく事ができました。

キズのあるヘコミ修復後 キズのあるヘコミ修復後2 after

キズは残っているのですが、研磨して磨いたらかなり目立たなくなりました、ヘコミがなくなった事で映り込んだ背景が歪まないので離れて見れば全く分かりません、ここを直したと知らない人ならまず解からないと思います、もちろん近くで見ればキズの痕跡はありますが・・・(^^;)

今回のお客様は僅かなキズの痕跡よりパッと見てすぐわかるヘコミを低価格・短時間で直せた事にとても喜んでくださりました、これは個人の価値観の問題なので何が正しいという事ではありませんが、1センチにも満たない小さなキズを享受できる方なら金額・修復時間を考えればキズは我慢してヘコミだけを取るという修復方法の選択も『有り』だと思います・・・機会があれば検討なさってみて下さい!

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