曲面の修復

2021年6月7日

6月に入り、湿度・気温共に更に不快な季節に突入しつつあります、特に湿度の上昇は最もカラダに堪えます(^^;)、今のところ関東はまだ梅雨入りしていないようですが、秒読みですね、その後は一番苦手な『夏』・・・気が滅入ります、この時期だけ激安で北海道に住めるようなシステムがあれば真っ先に飛びつくかもしれません、ないものねだりです・・・(笑)

今回はFフェンダーにできた約10センチのバナナ?形状のヘコミの修復です・・・

Fフェンダーの10センチヘコミ Fフェンダーの10センチヘコミ2 before

Fフェンダー中央部にできた約10センチのスジヘコミ、幸いな事にスジは折り目ようにはなっていません、また深い部分は7センチ程度で両端に向かってかなりなだらかな感じです、簡単なヘコミではありませんが、ツールアクセスの良いFフェンダーなので『まあ、何とかなるかなぁ~』ぐらいの軽い感じでとらえていましたが、いざ、作業を開始すると深い部分を戻すのはそれ程難しくはなかったのですが、のぺ~っとした?歪みが若干アール(曲面)があるパネルの為、中々取れません(^^;)、結局、ヘコミの幅の倍くらいの面積を叩いたり押したりをかなり繰り返し何とか歪みを馴染ませました・・・

Fフェンダーの10センチヘコミ修復後 Fフェンダーの10センチヘコミ修復後2 after

苦労致しましたが、まずまずの仕上がりまで持っていく事が出来ました、お客様のご確認を頂き無事終了です、ありがとうございました。

普通に考えれば当たり前なのですが、曲面の修復は平面のパネルに比べかなり厄介です、今回のような膨らむような曲面はもちろんですが、我々デント技術者が逆アールという凹むような曲面だと更に難易度は増します、逆アールの場合、ライトの当て方などにも注意しないとたまに凹んでいるのだか凸になっているのか解からなくなる時すらあります、昔、逆アールのスジヘコミのスジを消そうと一生懸命作業していたらいつの間にかスジがミミズのように出っ張ってしまった事があります(^^;)、笑い話のような出来事ですが、事実です、それ以来、逆アールの修復は何度もライトの角度や位置を変えて確認しながら作業するようになりました、それでも長時間、逆アールの修復作業をしていると目がおかしくなる事はたまにあります、曲面パネルの修復は難しいです・・・
しかも最近の自動車のパネルは殆どの部分が多かれ少なかれ曲面です、平面パネルの方が圧倒的に少ないです、やり難い時代になりました(笑)

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