疑惑のヘコミ

2020年7月13日

これからという時に都内では連日コロナ感染者が200人超えです(^^;)、神奈川県も毎日2ケタの感染者が出ておりちょっと油断すれば一気に増えそうな嫌な感じです、やっと少しづつ普段の生活を取り戻せそうな矢先にこの状況は心配です、日本を支える自動車産業も全てのメーカーが苦戦しています、私の仕事も新車・中古車に関係なくやはりクルマが売れてくれない事には始まりません(^^;)、このまま第2波に突入してしまうのでしょうか・・・心配です、早くワクチンでも出来ればよいのですが・・・。

今回は某国産車のFフェンダーの修復作業でしたが、実車を見た瞬間???怪しい(笑)

FフェンダーのDIY修復の痕跡 FフェンダーのDIY修復の痕跡2 before

Fフェンダーのアーチ部より少し上部にできた手のひらぐらいのヘコミです、でも激しく波打っています(^^;)、何かの柄みたいな物で何度も押し戻そうそうとした痕跡が無数についています、これは明らかにDIYデントリペアの痕跡でしょう、ただ、今回は修理工場様からのご依頼なのでオーナーさんからの『告白』は得られておりません、でも間違いないと思います(笑)、画像では解かりにくいですが、このヘコミはアーチ部分も湾曲してしまっていてそこからの応力がヘコミ全体に掛かっています、まず、そこを解放してやらない事にはいくら目立っている上部を押しても押した所だけが局部変化するだけでヘコミ全体は変化してくれません、デントリペアの技術者なら誰でも解かる事ですが、それは何度も失敗しながら経験で身に付いたものなので普通の人にはちょっと難しいですね(^^;)

DIY作業をされて1番困るのは局部的に変位させてしまった部分です、今回で言えば何かの『柄』のような物(例えばハンマーやドライバーの柄)で擦るように押したと思われるスジ状の痕跡です、まるで『山脈』のようになっています、これを何とか落として『平地』に戻さないと何も先に進みません、この作業が一番時間も掛かりました・・・

FフェンダーのDIY修復の痕跡の修理 FフェンダーのDIY修復の痕跡の修理2 after

若干の歪みは残りましたが普通に見る限りは殆ど解からないレベルまでは何とか仕上がりました、大変でした(^^;)

今年はDIYデントリペア跡の修復作業がもうこれで2件目です、ちょっと多いような・・・(笑)、皆さんどうしてもDIYをしてみたいのでしょうね、そのお気持ちはとてもよく解かるのですが、ヘコミを綺麗に修復するのが目的ならやめておいた方がいいと思います、DIY作業自体を楽しみたいというならやってみるのも良いですが、それでも未経験者で挑戦出来る範囲というのがあると思います、プロでも手を焼くようなヘコミは絶対に手を出さない方がいいです、何故かというと最初より酷くなってしまう可能性が高いからです、そのうちDIY作業の『コツ』みたいな事についても書いてみたいと思います、でも決しておススメは致しません(笑)

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