30プリウスのプレスライン

2020年7月25日

長梅雨の上にコロナウイルスが再流行の兆し・・・結構痛いです(^^;)、通常でも雨が続くと仕事が減る傾向なのに、今年はコロナが更にマイナス要因になってます、何とか収まって欲しいと思っていましたが、連日の新規感染者を見ていると確実に第2波が来ているように感じます、しかも、季節はもうすぐ苦手な夏に突入するようで・・・トホホなここ最近です(笑)

今回は久しぶりの30プリウスの修復作業でした・・・プレスラインの・・・(^^;)

30プリウスドアプレスラインヘコミ 30プリウスドアプレスラインヘコミ2 before

ドアプレスラインのヘコミ、大きさは5センチ超え、しかもガッツリ!完全にプレスラインをスジ状の打撃痕が分断してます(^^;)、下方から力が掛かったせいか、押されて上部はかなり盛り上がってしまっています、そしてボディ色は僅かな歪みが残っても解かってしまう黒系、久々のプリウス試練に見舞われました(笑)

ここまでガッツリ逝っていると歪みやプレスラインの乱れは残ってしまうと思いますが、お客様からはご了承頂けたので戦闘開始です。
まずはフチと上部の盛り上がり部分をポンチングで落としていきます、上部はドア内部のフレームに掛かっているのでポンチ跡を残すと後で苦労するので慎重に作業します、ツール痕を残さないようにツール先端にソフトアタッチメントを装着してヘコミを触っていきますが、ヘコミが深く鋭角なので全然動いてきません、この時間が一番ツライです、鋼板に動きが出てくるまではひたすら『我慢』の時間です、応力が抜けてくると鋼板に動きが出てきます、ここからは一気に勝負をかけます、プレスラインを復元して周りに歪みを徹底的に取っていきます、何度も映り込む背景を見ながらチェックしていきます、この状態までくるとむしろ凹んでいる歪みよりも凸部分の方が目立ちます、映り込んだ背景に違和感が出なくなるまで追い込んでいきますが・・・

30プリウスドアプレスラインヘコミ修復後 30プリウスドアプレスラインヘコミ修復後2 after

やはり少し歪みが残ってしまいました(^^;)、普通に見る限りは解かりませんが、ボディに顔を擦りつけるような姿勢で背景を見ると若干歪んでいる部分があります、でも、鋼板が伸び切っていたので、これで限界です、お客様のご確認をいただいたところ、とても喜んでくださったので苦労も報われた気分です、ご依頼ありがとうございました。

久しぶりに30プリウスの『プレスラインガッツリヘコミ』の修復作業を致しましたが、やはり反るように尖った形状のプレスラインはキビシイです、特に黒系のボディ色だと尚更です・・・(^^;)
最近のクルマは金型の精度が上がったせいか、こういった凝ったプレスラインが増えてきてます、でもデントリペア的には勘弁して欲しいです(笑)

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