空冷911の定番ヘコミ(エンジンフード)を修復

2018年9月29日

もう9月も終わりですが、どうやら最後を締めくくるのも台風みたいですね(^_^;)、関東にも明日の夕方以降にかなり近づくみたいなので心配です、大雨も怖いですが、先日の台風の時のように関西で吹いたような強風に襲われたらいくら備えをしていてもとても無事にはすみません、何事もなく過ぎ去ってくれるのを祈るのみです・・・

シュウマイ弁当

先日、妻が買い物に行った時に崎陽軒のシュウマイ弁当を買ってきてくれました、あの黄色い包装紙と独特の臭いで反射的にヨダレが出てきます(笑)、やっぱり美味い!恐らく1週間に3回食べても飽きないと思います、これこそ横浜のソウルフードです、でもこのお弁当は結構いいお値段なので1週間に3回は家計にひびくかも・・・(笑)

今回は意外と知られていない空冷ポルシェ911の定番ヘコミ?について・・・

911エンジンフードへコミ作業前1 911エンジンフードへコミ作業前2 before

ちょっと撮影が下手でピンボケていますが画像はポルシェ911(964)のエンジンフードです、後方下フチにうっすらと横スジのようなヘコミが・・・

それほど深いスジではないのでボディ色が白やシルバーなどの場合は見逃してしまうかもしれません、でも意外に空冷911はこの位置にはこういった浅い横スジヘコミがあるケースが多いんです、過去にもかなりこの手のヘコミを直しました(^_^;)、はっきりとした原因は解りませんが、この位置の裏側に補強板のような鉄板が1枚付けられていて、どうやらその補強板がエンジンフードを閉める際に手のヒラでこの辺りを押す時に内側から外板を突き上げるようなのです(あくまで推測です)、補強板のないところは少しヘコんでしまい、ある所は強いのでへこまないそしてそれが段差のようなスジになる?ボンネットの裏側の骨(フレーム)のように外板との間隔が数ミリでも開いていれば手のヒラで力を掛けても外板を突き上げたりしないのですが、ここの補強板は外板にピッタリとくっ付いて殆ど隙間がありません、恐らくその為にこういった形状のヘコミができてしまうのではないかと思います・・・間違っていたらすいません、しつこいようですがあくまで推測です(笑)

実は修復するのもちょっと面倒です、外板との隙間が殆どありませんのでツールがなかなか入りません、無理に入れようとするとそれでスジになったりします、ワイヤーツールと呼ばれる細いもので慎重に作業します、横スジなのでツールで押したところが魚の骨のように縦に変位する事も予測しながら作業しないと仕上がりに影響が出てしまうので神経を使います。

911エンジンフードへコミ作業後1 911エンジンフードへコミ作業後2 after

作業後もピンボケ画像なのでよく解りませんが(^_^;)、何とかスジは取れました、この手のヘコミの命運を分けるのはスジの深さです、折り目のように完全なスジになってしまうと違和感なく綺麗に修復するのは難しいです、真正面からパッと見てスジがハッキリと見えるようだとちょっとキビシイかもしれません、大事な事は空冷911のエンジンフードを閉める時は手のヒラで強く押したりしない事です、ヘコミは作らない事が一番です!

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