スライドドア前端部のヘコミ

2018年7月11日

横浜では猛暑というより酷暑?の日々が続いております、日中外で作業していると汗ビッショリで元は何色の作業ツナギだったか解らなくなります(^_^;)、この時期はシャツや作業ツナギの換え着をクルマに積んでいてお客様の所へ移動中にコンビニなどの駐車場で着替えますが、流石に下着(パンツ)までコンビニの駐車場で着替えるのは変質者と間違われそうで怖くてできません(笑)でも当然パンツも汗でグッショリです(^_^;)、仕方なくとても不快な気分で毎日仕事しています、作業中頭に浮かぶのはプールに飛び込むかスーパー銭湯に浸かるシーンばかりです(笑)、早く涼しくなって欲しいです・・・まだ夏は始まったばかりです(泣)

今回はスライドドアの前端部のヘコミの修復作業でした、この位置はツールのアクセスがとてもし難いです、まだ上部の方なら窓枠の隙間から斜めにツールを入れる手もあるのですが、ドア下部の方になると遠すぎてその手はまず使えません、内装を外せばよいのでは?と言われそうですが、デントリペアはヘコミを見ながらでしか作業できませんので内装を外しても自分が車内に入ってしまっては意味がありません、稀にドアを半開きにして股で挟むような体勢で外した内装の開口部から『侍の腹切り』のような姿勢でツールを入れられる事はありますが、支点がとり難く短いツールしか使えない為、直せるヘコミは限られてしまいます、最後の『手』はドアキャッチ付近の何等かの『穴』が使えれば良いのですが、うまくヘコミにアクセスできる位置にある事が前提です・・・

スライドドア前端部へコミ1 スライドドア前端部へコミ2 before

ヘコミはスライドドアの中央より少し下がった位置の前端部です、画像では2箇所のように見えますが1本のスジのようにつながっています、そして肝心の『穴』は空気圧の指定ステッカーなどが張ってあるドア開口部のヘコミから約20センチ位下にありました、この位置関係では穴からまっすぐにはヘコミまで到達する事はできません、もはや打つ手なしか・・・と諦めかけた時、少ない脳ミソがひらめきました(笑)、ブーメランのような形状のツールなら何とか触れるのではないか?残念ながらそんな形状のツールはありませんが、『J』字のようなツールで先端をジョイントで伸ばせるものはあります、いくつか長さの違うジョイントを付けて試してみたら何とかヘコミまで到達できるセットがありました(嬉)、ツールさえアクセスできれば多少なりとも修復はできます、辛い体勢で作業する事約1時間、何とか形にする事ができました。

スライドドア前端部修復後へコミ1 スライドドア前端部修復後へコミ2 after

僅かな歪みは残りましたが、お客様は『歪みなんて全く解らない』と喜んでいただけたので苦労した甲斐がありました、ご依頼ありがとうございました。

今回はとてもラッキーでした、もう少し『穴』にヘコミが近かったらアクセスできるツールはありませんでした、こういう時はいつも思います、内視鏡のように手元で自由自在に曲げ伸ばしができるツールがあればいいのに・・・そんなツールがあれば今までリタイヤしたケースにもかなり対応できたはずです、できたら絶対買うのに・・・それ程高額でなければ(笑)

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