ヘコミの修復手順

2022年3月22日

やっと3連休が終わりました、もちろんずっと営業致しておりました、『連休は暇かなぁ・・・』という予想に反して結構バタバタ致しました(^^;)、そしてやっと一息っと思ったら今日は横浜は冷たい雨が朝から結構な勢いで降っています、天気予報では午後から雪?まさか積もらないとは思いますが・・・もうスタッドレス外して夏タイヤに替えちゃいました、冬タイヤから夏タイヤに替えると雪が降る、結構このパターン多いです・・・(笑)

プレスラインヘコミ修復前 before

今回はドアプレスライン上のドアパンチヘコミの修復です、大きさは3~4センチ、少しスジっぽく折れてはいますが、まだ損傷度合いとしては軽い方です、まずはツールアクセスを確認します、窓枠の隙間からツールを入れてみるとアクセスを邪魔する補強板の類は何もなく良好です、ツールアクセスが良ければこの程度のプレスライン損傷は綺麗に直ります、作業開始です!

それ程酷くはないと言ってもやはりヘコミのフチには応力が掛かっていてヘコミをそのままの形に維持しようと頑張っています、まずは軽くポンチでそれを抜いていきます、これはなかなか文章では説明できません、やはり今までの作業経験から何となく解かる感じです、ある程度応力が抜けてくるとツールで触ると明らかに鋼板の動きが変わってきます、この段階から本格的にヘコミを押し戻していくのですが、先日、作業中に取引先のスタッフの方に『プレスラインのヘコミを直す時はライン部分から直すの?それとも周りから直すの?』と聞かれ一瞬答えられませんでした(^^;)
というのもこれといった決まりは無いのです、ケースバイケースです、鋼板の動きを見極めながらその都度対応します、経験上、深いヘコミはあちこちに応力が効いていて簡単には鋼板が動いてくれないのでまずはライン以外の部分から攻めていきます、逆にそれ程ヘコミに応力が掛かっていない場合は最初からラインを攻める場合が多いです、でもこれはあくまで凡人技術者である私の感覚的なもので達人や名人の方は違うかもしれませんのであまり参考にはならないかも・・・(笑)

ですから今回の修復作業は最初からプレスラインをある程度出しながら周りも同時に修復するといった工程で作業致しました。

プレスラインヘコミ修復後 after

ラインの乱れとヘコミのフチ辺りの歪みを消すのに少し苦労致しましたが、綺麗に修復する事ができました、お客様に作業後のご確認を頂き無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

たまに同業者の仲間と一緒の現場で仕事をしますが、見ていると技術者によってヘコミへのアプローチの仕方が違う事は結構あります、自分だったらまずあそこから攻めるのになぁ~なんて感じたりします、でも正解は解かりません、同じクルマの同じ位置に同じヘコミができる事は殆どありませんので試す事ができません(^^;)、自分のスタイルでいくしかないんです(笑)

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