Rクォーターパネルの前フチヘコミ

2021年8月7日

東京オリンピックもあと2日で終わりです、コロナの事もあり開催に関して少し疑問を持ってましたが、やはり始まればTV中継を見てしまいます(^^;)、メダルの期待があった選手が予選で敗退したりオリンピック特有のドラマが数多くありましたが、その中でも男子サッカーは残念でした、今回のチームは本当に良いチームだったのでメダルを取れるのですはないかな~と期待していましたがもう一歩届かなかったようです・・・でも、この雪辱はきっとワールドカップで晴らしてくれると思います、ガンバレ日本!!

今回はRクォーターパネルの前側のフチにできたヘコミの修復でした・・・

Rクォーター前フチヘコミ Rクォーター前フチヘコミ2 before

国産SUVの左のRクォーターパネルです、ヘコミの大きさは4~5センチ、若干スジっぽくなっていて深さもそこそこあります、これだけでも充分に厄介な修復作業なのですが、位置が一番の問題です、Rクォーターなのでタイヤハウス内からは2枚構造の為、入っていけません、穴を開けても良ければ全て問題解決なのですが、今回は穴開けNGです、そうなるとRクォーター内部の内装を全て分解して長~いツールでアクセスするしかないのですが、かなり距離があるので難しいフチヘコミを直すにはあまり良いアクセスルートとは言えません、どうしようか?と悩んでいるとふっと思い浮かびました、ミニのクロスオーバーを数か月前に作業した時はフェンダーアーチの樹脂モールを外してそこのクリップ穴からツールを入れて何とかアクセス出来たので試しにアーチモールを外してみました・・・
ベストポジションとは言えませんが、何とかアクセスできます、少なくてもリアから長いツールを使うよりも細かいコントロールが出来そうです、これしかないと信じて作業開始です(笑)

こういったフチヘコミの場合は独立しているヘコミと違い、フチと一体化してフチの角度が変わってしまっているのでその角度をどれだけ戻せるかで仕上がりが大きく変わってしまいますに、しかし『点』でしか接する事ができないツールの先端で『面』の角度を完全に戻す事は不可能に近いです(^^;)、どれだけ違和感を抑えて人間の目に解からなくするかの勝負です、塗膜肌を乱さないように注意して作業する事約1時間!何とか形になりました・・・

Rクォーター前フチヘコミ作業後 Rクォーター前フチヘコミ作業後 after

もちろん完全ではありませんが、幸いな事にこのクルマは元々フチ部分に少しスプリングバックによる歪みみたいなものがあって何とかそれに紛れる事が出来ました(^^;)、普通に見る限りは殆ど解からないと思います、大変でした(笑)

今回はアーチモールのクリップ穴がたまたま良い位置にあったから良かったですが、それが無ければどうなっていたか解かりません、恐らくもっと酷い歪みか違和感が残ってしまったと思います、Rクォーターパネルに限らずパネルのフチにできたヘコミは厄介です・・・(^^;)

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