天井(ルーフ)のヘコミ修復の場合

2018年1月21日

先週は忙しい日が多かったのですが、寒さが和らいでくれたのでかなり助かりました、でも予報では今週はまた寒さが厳しくなるようです、しかも明日は首都圏にも『雪』の可能性が高いとニュースでしきりに言っております(^_^;)、本当に降るのでしょうか?心配です・・・

今回はルーフ(天井)にできたヘコミの修復について・・・

ルーフへコミ作業前画像1 ルーフへコミ作業前画像2 before

ヘコミはルーフ前方部でフロントガラスまで数センチの位置です、大きさは5~7センチ位で深さはそれ程でもありませんが完全に折り目のようなスジになっています、こうなるとプーリング(表側から引っ張って直す技法)では綺麗には修復できません、裏側からツールでしっかり作業する必要があります。

ルーフライニング脱着

今回はクルマ関連業者様からのご依頼でしたのでメカニックの方が前もって天井の内装(ルーフライニング)を落としておいてくれました、たかだか内装と思われるかもしれませんが、ルーフライニングの場合はドアなどの内装とは違い各ピラーやリアクォーターなど他の部分の内装をかなり外さないといけません、クルマによってはシートも外す必要があります、内装のはめ込みの爪などを破損させないように分解するのは想像以上に神経を使いかなり大変です。

ルーフフレーム

ルーフライニングが外れていたので短時間で修復可能かな?などと思っていたら世の中そう巧くはいきません、ヘコミは完全にフレームに掛かっています(^_^;)

ルーフフレーム2

でもフレームと外板に僅かな隙間があったのでそこからツールをアクセスする事ができました、最近の輸入車は隙間があってもカチンカチンに硬化するシール剤でガッチリと塞いである事が多く隙間からアクセスできないケースも多いので一瞬焦りましたが、今回はうまくアクセスできました。

ルーフへコミ作業後画像1 ルーフへコミ作業後画像2 after

スジを違和感なく消すのに苦労致しましたが、何とか綺麗に修復できました、社長様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

ルーフ(天井)のヘコミ修復は基本的にはライニング(内装)を外してからの作業が基本です、殆どの場合、ヘコミの修復時間より内装の脱着作業にかかる時間の方が長いです、もちろん出張修理でパパッとなんて事はまずできません、プーリングで対応できるような小さくて浅いヘコミなら良いのですが・・・ルーフのヘコミは厄介です(^_^;)

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