ドアノブ付近は補強板が多いです

2020年10月5日

10月に入ってまだ暑い日もありますが、秋らしい空気になってきました、ようやく苦手な夏が終わって気分も上々です(笑)、ここ最近はコロナの影響で若干減り気味だったクルマ関連の取引業者様からのご依頼もまずまず通常通りに戻りつつあり、ひと安心です、でも先週末にウチからは若干遠方にあるPDIセンターで作業だったのですが、道中が異様に混んでいる?どうしてこんなに混んでいるのか不思議に思っておりましたが、どうやらGO TOキャンペーンの影響みたいです(^^;)、これからは行楽シーズンなので今後も暫くは道が混みそうです・・・まあ暑いよりは全然いいです(笑)

今回はドアノブ上の修復作業でした・・・

ドアノブ上のヘコミ ドアノブ上のヘコミ2 before

ドアノブの鍵穴上にできた3センチ位の少し深めのヘコミです、若干打撃痕がスジ状に鋭く残っていますが、ツールさえしっかりアクセス出来れば問題なく修復できるヘコミです、早速、通常通り窓枠の隙間からツールをアクセスしてみると・・・何かに邪魔されてヘコミまで到達出来ません(^^;)、隙間からペンライトで覗いてみるとどうやら補強板のような物が内部にあるようです、クルマによっても様々なのですが、ドアノブ付近の内部にはドアの開け閉めの際に力が掛かる為、外板パネルが歪んだりしないように補強してある事はよくあります、角度が悪くはっきりは見えませんがツールを通して伝わってくる感触もまさにそんな感じです、こうなると大抵は補強板は上側は閉じているので窓枠の隙間からのアクセスは難しいです、残された手は内装を外して補強板の下側にある数ミリの隙間から細いツールをヘコミまで滑り込ませるしかないのですが、クルマによっては補強板の下側がしっかり閉じてしまっている場合もあるので、その場合はもうアウト?です(^^;)、困ったなぁと思っていたところフッと思い付きました、もしかしたら・・・とドアノブ脱着用のサービスホールからワイヤーツールを入れてみたところヘコミの近いところまでアクセスできます、何本か形状の近いツールを持ってきてひん曲げたりしながら少し強引に入れていったら何とかアクセス出来ました、細いツールの上に曲げた状態での作業なのでコントロールに苦労致しましたが何とか形にする事が出来ました。

ドアノブ上のヘコミ修復後 ドアノブ上のヘコミ修復後2 after

一時はどうなるかとドキドキ致しましたが、歪みやスジも残らず綺麗に修復出来ました、何故補強板があるのにアクセス出来たかと言うと、見えないのであくまで想像ですが補強板の横部分は塞がっておらずそこからヘコミまでツールが到達出来たようです、良かったです。

ドアノブ付近の修復作業では同様の事がよくあります、あと数ミリ補強板がずれてくれていたら・・・なんて頻繁にあります、特に最近のBMW車のリアドアは内部が補強板だらけになっているモデルが多く過去に何度も撃沈しています(^^;)、もちろんツールがアクセス出来ない場合でもプーリング(表側から引っ張って直す技法)で対応出来ればよいのですが、打撃痕が鋭角だったりスジ状のヘコミの場合はプーリングでは取り切れない事が多いのでやはり綺麗に修復するにはツールアクセスは必須です、色々と自動車メーカーにも事情があるのだと思いますが、何だかどんどんやり難くなってきたような気がします・・・(^^;)

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