スライドドアはツールアクセスに苦労します

2015年5月20日

申し訳ありませんが、本日(20日)、明日(21日)と連休させていただきます、ゴールデンウィーク前から作業依頼がとても多く、なかなか休みが取れない状況が続いておりましたので(^_^;)・・・ご迷惑をお掛け致しますが宜しくお願い致します。

今回はトヨタエスティマのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

トヨタエスティマ画像

トヨタエスティマデントリペア作業前画像1 トヨタエスティマデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはスライドドアの最下部の中央付近です、大きさは約4センチくらいですが、深く鋭い横スジがかなりきつく残ってしまっています(画像では縦にライトがあたっているのわかりませんね(^_^;))、スライドドアで最も困るのはツールアクセスです、デントリペアという技術は基本的には作業者がヘコミを見ながら裏側からツールで押し戻していく作業ですのでドアのリペアの場合は窓枠の隙間などからツールがアクセスできない時には内装を分解してドアの内側からツールを入れて作業する事になるのですが、その際、自分は車外に居ないとヘコミを見る事ができません、当然スライドドアのヘコミの場合も同じなのですが、スライドドアの場合はドアを開けるとスライドして開いていくのでボディとどんどん被っていきます、そうすると内側からツールを入れようとしてもボディが邪魔でツールを入れる事ができなくなってしまうのです、少し前の日産車はスライドドアのガラスが開かないタイプが多くとても泣かされました(^_^;)

今回の場合はあまりにドアの下部分なのでもちろん窓枠からではアクセスできませんし内装を外しても角度が悪くて全くツールを入れる事ができません、もっと浅いヘコミならプーリング(表側から引っ張って直す技法)という手もあるのですが、深くてスジがキツイヘコミの場合はプーリングでは全然綺麗に直りません、諦めかけた時に!!!意味不明なメクラ蓋を発見、試しにそこからツールを入れてみるとギリギリながら何とかヘコミを触れます、他に選択肢はないので車道(今回は路上での作業でした)に寝転びながら何とか作業致しました(^_^;)

トヨタエスティマデントリペア作業後画像1 トヨタエスティマデントリペア作業後画像2 after

少し横スジは残ってしまいましたが、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

スライドドアのリペアは通常のドアに比べて苦労する事が多いです、今回のようにたとえギリギリでもツールが入れられるサービスホールがあったのはとてもラッキーです、もし、このサービスホールが無かったら・・・恐らく撃沈だった思います・・・スライドドアはキライです(笑)

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