引っ張るしかありませんでした(プーリング)

2014年9月16日

連休も終わり早くも9月は中盤です、昼間はまだ暑い日も多いですが、夜は少し風も冷たく感じる時が出てくるようになってきました、いよいよ秋本番ですね、本当に嬉しいです、仕事もだんだん忙しくなる気配が・・・でも秋なので頑張れます!多分(笑)

今回はベルファイアのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です

ベルファイア画像

ベルファイアデントリペア作業前画像1 ベルファイアデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはリアフェンダーでスライドドアとの境付近です、大きさは4センチくらいですが、よこに擦ったような傷がついていてちょっと深い感じです、この位置は2重構造になっている為、タイヤハウス側からではツールがアクセスできません、かといって内装を外してもパネルのフチに近い為、仮にツールをアクセスできるような開口部があったとしても自分の方にツールを向けて(侍の腹切りみたいに)しか作業体勢を取れないので非常にやりづらいです、あとはタイヤハウス内にツールのアクセス用の小さな穴を開ける手もあるのですが、私は基本的には『穴を開けない主義』?なのでそれもNGです、最後に残されたのはプーリング(表から引っ張って直す技法)だけです、しかしプーリングは本来、深いヘコミやスジのように折れているヘコミは綺麗にリペアできません、今回は丁度、判断が難しい微妙な形状のヘコミでしたがプーリングで勝負しました(笑)、ヘコミのフチの応力を抜いてから何度も引っ張っては叩くを繰り返して何とか形にできました(^_^;)

ベルファイアデントリペア作業後画像1 ベルファイアデントリペア作業後画像2 after

近くでよぉ~く見れば傷があるのは解りますがヘコミが無くなった事によって、少し離れて見た場合にはパネルに写り込む背景の歪みが無いので余程意地になって探さなければ解らなくなりました。

お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

高級ミニバン(メーカー問わず)のリペアはどのパネルの場合でも基本的には厄介です、ツールのアクセスが確保しにくく、内装を分解するのは大変、パネルが大きい・・・など、私個人としては最もやりにくい車のタイプです、しかし近年は高級ミニバンが人気なのでリペアする機会が凄く増えました、お問い合わせをいただき車種が高級ミニバンだと聞くと、気分は一気にブルーになります・・・(笑)

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