プレスラインに沿うようなヘコミ

2019年8月19日

お盆休みも終わりました、毎年お盆は特に休みも取らず平常営業致しております、クルマ関連のお取引先は殆どがお休みなのですが、一般のお客様からのご依頼がちょこちょこ入るので一応やっているのですが、今年は比較的暇でした(^^;)、でもお陰で少し疲れも取れました(^^;)、例年通りなら今週中頃あたりから業者様関連からのご依頼が増えて忙しくなります、恐ろしい・・・(笑)

今回はリアゲートのプレスラインに沿ったヘコミの修復でした。

リアゲートプレスラインヘコミ

リアゲートプレスラインヘコミ2 before

何だかよく解かりませんね、画像はリアゲートを下側から撮っています、ナンバープレート周りのプレスラインのコーナー部分が沿うようにへこんでいます、大きさは7~8センチぐらいです、プレスライン自体は殆ど損傷を受けてはいませんが問題なのはプレスラインのエッジの角度がキツくなってしまっている事です、このように鋭角に変化してしまったプレスラインの角度をツールで押し戻して修正する事は基本的には出来ません、言葉ではうまく説明出来ませんが、応力が掛かって『面』でへこんでいる部分は『点』で押しても応力のせいで『点』で変化してしまい『面』は綺麗には出てきません、ではどうするか?『点』を連ねて『面』にします、文章で書くと簡単ですが、実際に形にするにはミリ単位でツールをコントロールしてヘコミを触っていかなければならないので結構大変です、今回もとても苦労致しました(^^;)

リアゲートプレスラインヘコミ修復後

リアゲートプレスラインヘコミ修復後2 after

僅かな歪みは残りましたが出来る限り局部変異しているところが無くなるように散らしましたのでボディ色が白という事も相まって普通に見る限りはまず解からないレベルまでは何とか持っていけました・・・疲れました(^^;)

プレスラインの角度が『面』で変わってしまった場合の修復はとても厄介です、ある意味プレスラインを直交するように潰しているスジヘコミの方がまだやり易かったりします(程度問題ですが・・・)、でも一番困ってしまうのがパネルのフチの角度が変わってしまっているヘコミです、パネルのフチからヘコミが始まっていてフチの角度が変わってしまっている場合は何とか目立たなくする事が少しでも出来ればラッキーという感じです、デントリペアでの修復の基本はヘコミがフチなでではなくパネルの中に独立して存在している状態である事が必要です、何だか解かりにくいですが、要はヘコミの外周がパネルのフチ部分に掛かっていないという事です・・・こういうデントリペア技術者でなければ修復の可否が判断出来ないような事が多いのでデントリペアという技術は表に出にくいのでしょうね・・・(^^;)

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