鋼板が動く?

2017年10月11日

連休は若干雲った時間もありましたが、基本的には天気も良く行楽日和でしたね、高速道路も行楽地へ遊びに行く人達で渋滞が酷かったようです、私はもちろん仕事で初日、2日目と忙しかったですが、最終日は珍しく仕事がなく家でゆっくりできました、普通は火曜日が定休なので土日祝日は殆ど仕事ですが、たまには祝日に休むのもいいものです、何だかちょっと新鮮な感じでした(笑)

今回はプレスラインのリペアでした、クルマ関連業者様からのご依頼です。

プレスラインデントリペア作業前画像1 プレスラインデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはドア上部のプレスライン上です、そこそこ深めで打撃痕には塗膜の欠損もあります、しかも画像では斜めに撮っているので解り難いですが、横に擦ったような形状でかなり横幅もあります(^_^;)、ツールのアクセスが良好なのは救いですがちょっと厄介なヘコミです、まずは鋼板が動いてくるまではプレスラインにこだわらずに粗だししていきます、局部的に応力が強く掛かっている箇所は無さそうですが、殆どの場合プレスラインを損傷しているヘコミは全体的に応力が効いていて無理やり戻そうとすると鋼板を不必要に伸ばしてしまいどんどん歪みを増産?してしまう事になり最後の仕上げで逆に余計な仕事を増やす事になってしまいます、でも、ありがたい事に今回は思っていたよりは素直に動いてくれて順調に『面』が出てきました、鋼板が動きだしてくればこっちのものです!後はプレスラインと歪みをひたすら整えていきます、細かく繊細な作業ですが、ツールアクセスさえ良好ならデントリペア技術者にとっては実はそれ程大変ではありません、写りこんだ背景に違和感が出なくなれば完了です。

プレスラインデントリペア作業後画像1 プレスラインデントリペア作業後画像2 after

塗膜の傷はデントリペアでは直せないので残っていますが、パネルのヘコミが無くなった事で殆ど解らなくなりました、担当者様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

先日、ブログを読んでくださっているお客様に

『鋼板が動くってどういう意味?』

と聞かれました、そうですよね、よくよく考えればへんな文章ですよね(^_^;)、なかなか文章で説明するのは難しいのですが、簡単に言うと鋼板に応力が掛かっているとその状態で固まってしまっているのでいくら裏からヘコミは押してもヘコミは変化しようとしたがりません、ところが応力が抜けると素直?になって鋼板が動くようになってきてヘコミは変化していきます・・・という事なのですが・・・。

やはり解り辛いですね、いつか適切な文章を思いついたらまたご説明したいと思います(笑)

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