ハリアーのリアゲートフチの修復

2017年9月30日

やっと秋らしい気候になってきました、相変わらず仕事はちょっと忙しいですが、気候が良いとやる気が出て仕事もはかどります・・・という筈だったのですが、気温が下がり始め季節の変わり目になったせいか持病の腰痛が・・・(^_^;)、毎年この時期はロキソニンテープとコルセットが手放せません、しかも夫婦揃って・・・困ったものです(笑)

今回はトヨタハリアーの修復作業でした、一般のお客様からのご依頼です。

トヨタハリアー画像

ハリアーデントリペア作業前画像1 ハリアーデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはリアゲート左上部のフチです、大きさは約10センチ、しかも打撃痕が1センチ位陥没したように鋭くへこんでいます、そしてボディ色は黒!、その上悪い事にパネルのフチから変形が始まっています(^_^;)、最初にお問い合わせをいただいた時もバックした際に何かボルトのような突起物に接触してしまったというお客様のお話しを聞いて嫌な予感はしていましたが、実車を拝見して目が点に・・・(笑)これだけ悪い状況が重なっていまうと完全な修復は難しいです、特にこの火口?のように陥没した打撃痕はある程度目立たなくするのが精一杯です、お客様にその旨をご説明させていただきましたが、『とにかく今より目立たなくなればOKですから、お願いします』と暖かいお言葉をいただきましたので全力で作業開始です

まずはとにかく火口のように陥没している打撃痕に掛かっている応力をひたすら抜いていきます、このまま、強引にこの部分を触っても鋼板が伸びるばかりで全く変化しません、そうは言ってもガッチリ固まってしまって中々思ったように抜けてきません、この工程に30分位掛かりました(^_^;)、やっと鋼板に動きが出てきましたのでツールでヘコミを触っていきます、やはりフチから変位してフチの角度が解ってしまっているので簡単には全体が動きません、出来る限りフチまで入っていけるツールでフチの角度を戻していきます、これでやっとヘコミ全体が変化するようになりました、そして火口のような打撃痕をできる限り整形していきます、何度も押しては開くを繰り返し塗膜が割れるギリギリまでつめていきます、でも予想通りキズのようになっている数ミリは出し切れません、もう限界!と判断して、最後は全体のバランスをとって完了です。

ハリアーデントリペア作業後画像1 ハリアーデントリペア作業後画像2 after

米粒大の痕跡がクッキリ残ってしまいましたが、もうこれで精一杯です(^_^;)、お客様にご確認をいただいたところ、『満足ですよ』と喜んでいただけたのでホッと致しました、ご依頼ありがとうございました。

とても厳しいヘコミでした、最初に見たときは正直なところお受けしようかどうか迷いました、でもお客様の暖かいお言葉とツールのアクセスが良好だった事でトライしてみようという気持ちになったというのが本音です(^_^;)、今までの経験上クルマが自走して何かに当たった場合は本当に僅かな接触だったとしてもまず軽度の損傷ではすまない事が多いです、やはり車重の何パーセントかの力が一瞬にしてその部分に集中してしまからでしょうね、今回は何とか形にできたので良かったですが、普通は・・・撃沈!となることの方が多いです・・・(笑)

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