打撃痕がとても深いヘコミでした

2016年10月6日

今日は久しぶりにスッキリ晴れましたが、とても10月とは思えないような暑さでした、やっと涼しくなってきたと思っていたら、ここ数日はまた夏に逆戻りしたような陽気です(^_^;)、でも天気予報では明日からようやく秋らしくなるようです!予報が外れないように祈ってます(笑)

今回は日産ブルーバードシルフィのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

ブルーバードシルフィ

何だかブルーバードという車名を久しぶりに聞きました、今はシルフィは『ブルーバード』という名前がつかなくなっていたのですね、知りませんでした(^_^;)、私が免許を取った頃はブルーバードと言えば日産の主力車種だったのですが・・・日産に限らず、他のメーカーもいつの間にか若い頃に親しんだ車名がひっそりとなくなっていくのは何だかとても寂しい気がします、新しい車名はもちろん魅力的ですが、こういった歴史のある車名は大事に残していった方がいいような気がするのは私だけでしょうか・・・(^_^;)

ブルーバードシルフィデントリペア作業前画像1 ブルーバードシルフィデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはドア中央部で大きさは4~5センチですが、とても深いです(^_^;)、打撃痕は塗膜が欠損してキズになっています、画像ではあまり詳細が伝わらないのですが、キズの部分が特に鋭角にキツくへこんでしまっています、先端の尖ったハンマーで引っ叩いたような感じと言ったら近いでしょうか、このように打撃痕が極端に深く凹んでしまうと部分的な鋼板の伸びやそこに掛る応力がかなり大きくなります、どこまで違和感なく仕上げられるかは正直なところやってみないと解りません、お客様にご説明したところ『できる限り目立たなくしてくれれば構わないから・・・』と仰っていただけたので作業開始です、とにかくまずは打撃痕とヘコミのフチをポンチングして応力を抜きます、ある程度鋼板に動きが出てきたら不必要に伸ばさないように慎重にヘコミを触っていきます、ここが最も神経を使う繊細な作業です(^_^;)、ヘコミが取れてきたら歪みをできる限り局部的に出ないように全体のバランスをとって仕上げていきます、かなり苦労致しましたが何とか形にする事ができました。

ブルーバードシルフィデントリペア作業後画像1 ブルーバードシルフィデントリペア作業後画像2 after

僅かな歪みは残りましたがヘコミが無くなったので普通に見る限りは小さなキズがポツンとあるようにしか見えないと思います、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

『深い』ヘコミはある意味『大きい』より修復が困難になる事が多いです、深くへこませてしまうと鋼板の局部的な伸びが酷くなってしまう事が多いのでその処理がとても難しくなります・・・小さくても深いヘコミは厄介です(^_^;)

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