プレスライン上のスジ状ヘコミを修復

2016年6月17日

毎日ジメジメして不快ですが、首都圏は雨量が足らず水不足の心配がでてきたようです、結構降っているような気がしますがまだまだ足りないんですね・・・この夏も酷暑になるようですから、その上断水!なんて事になったら大変です(^_^;)、まとまった雨が降る事を祈ってます。

今回はマツダデミオのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

マツダデミオ

マツダデミオデントリペア作業前画像1 マツダデミオデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはドアプレスライン上です、大きさは6~7センチですが、見事?にスジ状に折れてしまっていて、まるで逆プレスライン?のようになっています(^_^;)、これ程キレイなスジになっている打撃痕は久しぶりです(笑)、こうなってしまうとスジが完全に消しきれなかったり、局部的に伸びた鋼板が歪みとして残ってしまったりで完全な修復は難しい事が多いのですが、お客様は再塗装はしたくないのでできる限り目立たなくして欲しいとのご要望でした、これでツールアクセスが悪かったり、鋼板が軽自動車のように一度伸びるともうリカバリーができないような特性でしたらお受けしなかったかもしれませんが、幸いにもツールのアクセスは良好でしたので、とにかくできる限りの事はやってみます、という事でご了承をいただきました。

かなり鋭角な形状でしたので、ヘコミが少し大きくなるのは覚悟の上でフチをかなり叩いてヘコミを開きました、こうする事によって不必要な鋼板の『伸び』を防いでヘコミを変化させ易くする事ができます、ヘコミが動いてくれば後は歪みとの戦いです、写りこむ背景をチェックしながらできる限り違和感のないように仕上げました。

マツダデミオデントリペア作業後画像1 マツダデミオデントリペア作業後画像2 after

僅かな歪みは残りましたが何とか形にはできました、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

ず~っと密かに感じていたのですが、ここ数年のマツダ車の鋼板はとても直しやすくなったような感じがします、以前のモデルとは明らかに鋼板の動きが変わったように感じます、ドイツ車に近いような・・・そんな感触です、最近何台か作業させていただいたCX-5もやはり同じような感触でした、自動車の開発は日進月歩なので鋼板の材質が変更されていても何ら不思議な事ではありませんが、どちらかと言えば直しにくくなる要素が増えていく中で少しでも良い方向に行くのはありがたい事です、何の根拠もデータもない私の感覚だけの話なのでただの勘違いかもしれませんが・・・(笑)

デントリペアについてのご相談はお気軽にお問い合わせ下さい
デントリペアジェイテクニックへのお問い合わせ・ご依頼は公式HP(『ホーム』)、またはこのブログのメニューより『お問い合わせ』をご覧ください。

このブログはデントリペアジェイテクニックのオフィシャルブログです。