32GT-Rのルーフヘコミの修復

2016年6月10日

やはり梅雨ですね、曇っていても何となくベタッとしていて肌にまとわりつくような感じです、少しでも晴れ間が出ると真夏のような暑さになるのもこの時期の特徴ですね、ちょっとづつ夏に近づいているのが解ります・・・恐ろしい(笑)

今回はR32GT-Rのリペアでした、業者様からのご依頼です。

R32GT-R

本当に久しぶりのR32GT-Rです、やっぱり32はいいですね、特にイメージカラーだったガンメタはとても良く似合うと思います、最近は空冷911のように海外からのバイヤーが日本に買い付けに来ているようでGT-Rのオークション相場は高騰中だそうです、日本が世界に誇る名車ですから当然かもしれませんが空冷911のように程度の良い個体がどんどん海外に出ていってしまうのは何だかとても危機感を感じます・・・それにしてもカッコいい、見ていると欲しくなります、悪いクセです(笑)

R32GT-Rデントリペア作業前画像1 R32GT-Rデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはルーフ(天井)の前方部分です、大きさは約5センチ、少し深めで打撃痕が鋭いです、ルーフの作業の場合は基本的にはルーフライニング(天井の内装)を脱着しなければなりません、昔はアシストグリップなどを外せばドア開口部の隙間からツールを入れたりして作業できる事もあったのですが、今のクルマでそんな事をするとルーフライニングにすぐシワがついてしまいます、R32GT-Rはもう発売から20年以上も経つ車なので決して『今のクルマ』ではありませんが、万が一の事があるのでライニングは外しての作業になります、というか私が到着した時はすでにお取引先のスタッフの方が外してくださってました(笑)、ルーフの作業でもう一つ厄介なのは四方八方から見えてしまうという事です、側面からは綺麗に直っているように見えても、前から見るとまだ歪みがかなり残っている・・・なんていう事が頻繁にあります、今回も左右、前後から何度も確認しながら作業致しました。

R32GT-Rデントリペア作業後画像1 R32GT-Rデントリペア作業後画像2 after

少し打撃痕の痕跡が残ってしまいましたが、普通に見る限りは解らないと思います、担当者様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございます。

ルーフの場合、プーリング(表側から引っ張って直す技法)で対応できるようなヘコミなら良いのですが、プーリングでは対応できないような大きいヘコミや深いヘコミの場合は、色々な面で厄介な修復作業になる事が多いです、くれぐれもルーフのヘコミには気をつけて下さい。

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