目立たなくするので精一杯でした(ポルシェ911ターボ)

2015年6月29日

この週末は久しぶりに少しバタバタしてました(^_^;)、忙しさはいつも突然やってきます・・・どうして特定の日に仕事が集中するのかとても不思議です(笑)

今回はポルシェ911(964)ターボのリペアでした、ポルシェのメンテナンスガレージ様からのご依頼です

ポルシェ964ターボ

ポルシェターボデントリペア作業前画像1 ポルシェターボデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはFフェンダーのアーチ部分ですが、画像を見ると10センチ弱ぐらいのそこそこ酷いヘコミぐらいに見えますが実際はフェンダー上部の方まで歪みが広がっています(^_^;)、普通なら間違いなく板金塗装をお奨めするのですが、このクルマのオーナー様は貴重な964ターボでサーキットを本格的に走っていらっしゃる方で今回のヘコミもサーキット走行時に接触した際の『勲章』のようです、ここまで広範囲にダメージが出ているとどれだけ修復しても必ずどこかに違和感が残ってしまって綺麗に修復する事はできませんが、オーナー様は『どうせ又やってしまうから、ある目立たなくなれば全然OKです』とのご要望でしたのでお受け致しました。
まずは一番目立つアーチ部分のヘコミより押されて盛り上がってしまっている上部の盛り上がりを徹底的に落としていきます、しかし、これが全然思ったように落ちて行きません(^_^;)、かなりの時間をこの作業に費やしました、何とかある程度落ちたので、やっとヘコミを触っていきます、と思ったら・・・フェンダーアーチのフチ部分も変形してしまっているのでヘコミ自体に応力が掛っていて鋼板が動いてくれません、色々なツールを駆使して何とかフチのラインをある程度復元したらやっと鋼板が動いてきました、その後は例によって歪みとの戦いです、結局、悪戦苦闘する事3時間以上、ある程度目立たなくする事はできました。

ポルシェターボデントリペア作業後画像1 ポルシェターボデントリペア作業後画像2 after

粗探しすればあちこちに歪みは残っていますが、パッと見た感じでは解らない程度には何とか仕上がりました(^_^;)、オーナー様には作業途中でご確認いただいて『全然OK!』との暖かいお言葉をいただいていたので最後は社長様にご確認いただいて無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

それにしても相場価格が凄く高騰している空冷911で(しかも人気の高い964ターボ!)サーキットをガンガン走ってしまうなんて真のポルシェ乗りって感じでとてもカッコいいです、私が万が一(ありえませんが)こんなクルマを手に入れたらきっと包装紙に包んでガレージに大切にしまっておくと思います(笑)、ガンガン走ってきっちりメンテする、ポルシェターボもきっと喜んでいるでしょう。。。

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