水冷の911ターボはツールが入りません

2015年6月21日

昨日の夕方は涼しくて風も爽やかでしたが、今日は一転また梅雨空に逆戻りです、天気が悪くなると何故か仕事のご依頼も減る傾向です、そのせいか今日は日曜日だというのに平和(暇)です・・・嫌な天気です(^_^;)

今回はポルシェ911(997)ターボのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

ポルシェ911(997)ターボ

今回はお客様からのお問い合わせ時に大事な事を聞き忘れてしまいました、997と聞いてそれで勝手に通常のモデル(カレラ)だと勝手に思いこんでしまいました・・・が実際はターボだったのです(^_^;)、ターボの場合はインタークーラーへのダクトがリアフェンダーの内部に通っている為にリアフェンダーのリペアの場合は通常のカレラなどのツールアクセス方法は全く使えません、そして今回は3箇所あるヘコミのうち2箇所がリアフェンダーでした、少ない脳みそを総動員してあれこれ試してみましたが、結局1番お客様が直したかった、フェンダーアーチのフチの鋭角なヘコミはどうにもできず、撃沈でした、残りの2箇所もツールはアクセスできずで仕方なくプーリング(鋼板の表側から引っ張って直す技法)で何とか対処致しました(^_^;)

997ターボデントリペア作業前画像1 before → 997ターボデントリペア作業後画像1 after

ポルシェ911(997)ターボデントリペア作業前画像2 before → ポルシェ911(997)ターボデントリペア作業後画像2 after

上の画像はドア寄りのリアフェンダー前方部で3~4センチ程度で、下の画像はルーフで3センチ弱の浅いヘコミです、色が黒なので歪み残るのが心配でしたが普通に見る限りは解らないレベルまでは何とか仕上がりました、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

水冷になってからの911ターボは何かと厄介な場合が多いです、以前にも996ターボで同様のケースがありました、ターボはポルシェのフラッグシップ的なクルマなのでやはり色々な部分で相当気合の入った造りになっているようです、デントリペアの作業的にはやりにくいクルマです(^_^;)、でもポルシェターボは私のようなスーパーカー世代にとってはポルシェの中でもやはり別格と感じてしまいます・・・でも残念ながらどれだけ凄いクルマなのかは実際に私は乗った事はないので実は全然解りません・・・(笑)

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