今年初のギブアップでした

2015年3月13日

先週までは平和にノンビリ仕事をしておりましたが、今週になって急にバタバタしてきました、気が付けばもう3月も中旬近くなってきましたので、例年通りならそろそろ忙しくなってくる時期です、不思議なのは忙しさはいつも突然やってくる事です・・・世の中そんなものですね(笑)

今回はレクサスHSのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

レクサスHSドア1 レクサスHSリアドア2

ヘコミはリアドア下部のフチから数センチのところです、大きさは4センチ程度ですが、約1センチの打撃痕は強烈に深いです(^_^;)、ご連絡をいただいた時はこれほど深いとは思わず、ツールさえアクセスできれば30分位でリペアできるかな~くらい思っておりました、しかし、実車を見て唖然です、しかも位置が悪いです。この位置ですと窓枠隙間からツールをアクセスするには遠すぎてコントロールも巧く効かない上に力も伝わらない、ドア内装を分解しても角度が悪くて『侍の腹切り』みたいな体勢でしか作業できないので同じく力を掛けられるツールは使えない・・・悪条件が重なってしまいました、打撃痕の深さを見たときに完全修復が難しいとは思いましたが、何とか少しでも目立たなくできないかと、かすかな望みをプーリング(鋼板の表側から引っ張って直す技法)に託して引っ張りました、何度も引っ張ったり叩いたり、長いツールで触ったりと全ての手を尽くして悪戦苦闘する事約1時間半!・・・残念ながらギブアップしました(泣)、4センチくらいあったヘコミは打撃痕以外はプーリングで戻せて約1センチ位の大きさにはなったのですが、その1センチの鋭く深い打撃痕は殆ど変化していませんのでパッと見た感じは全く変わったようには見えません、あとはドアでも外せればもっと何とかできるのではないかとは思いますが・・・残念無念です、実際に作業したご依頼では今年初めてのギブアップです。

お客様には長時間、作業にお付き合いいただいた上、色々とお気遣いまでいただきまして本当に申し訳ありませんでした。

あともう少し上部だったら・・・、あともう少し浅いヘコミだったら・・・、せめてフチからもう少し離れてくれていたら・・・、等々、考えずにはいられませんが、直せなかった事になんらかわりありません、この仕事をやっていて最も悔しいケースがギブアップです・・・めげずに更なるスキルアップに精進致します(^_^;)

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