手強いポルシェ964のRフェンダー

2015年3月5日

ここ数日は暖かくなったり寒くなったり寒暖の差が激しいです、歳のせいか体が急激な変化になかなか対応しないようで疲れが抜けません、若い時は全然こんな事気になった事すらなかったのに・・・歳はとりたくありません(笑)

今回は久しぶりのポルシェ964のリペアでした、ポルシェ専門店様からのご依頼です。

ポルシェ964画像

最近、964のリペアがめっきり減りました、中古車市場ではとんでもないような高値相場のせいでユーザーが手を出し辛くなってしまっているようです・・・でも、その分、現存しているクルマはオーナー様は勿論ですが業者さんもある程度経費をかけても大事にされている個体が多いようです、価格が高くなってしまうのはともかく車にとっては良い事なのかもしれません・・・でも、どんどん庶民には手が届き辛くなってしまうのが少し寂しいですね、私にはもともと縁がない事ですが(笑)

ヘコミは何箇所かありますが、今回、一番苦労したのは、リアフェンダーの7~8センチの奴です

ポルシェ964デントリペア作業前画像1 ポルシェ964デントリペア作業前画像2 before

スジにはなっていませんが、そこそこボコッと逝っています(^_^;)、しかもこの位置はオーバーフェンダーの複雑なラインが入り混じっていてかなり厄介です、ただ、ツールのアクセスは良好な位置なのがせめてもの救いです、逆アール(反ったような曲面)なのでヘコミ自体に応力が掛っています、こういう場合に通常のツールでグイグイやると塗膜がすぐ荒れてしまいますのでなるべく接点が大きい面積になるようなアタッチメントが使えるツールを使って少しづつ大胆に?押し戻していきます、複雑なラインを違和感なく仕上げるのにそこそこ時間が掛りましたが何とかリペアできました。

ポルシェ964デントリペア作業後画像1 ポルシェ964デントリペア作業後画像2 after

他にも手強いヘコミが数箇所ありましたが何とか形にできてホッとしました、社長様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

タイプ964は歴代の911の中でも私は最も好きなタイプです、小さくコンパクトなボディに愛らしいカエル顔がとても魅力的に思えます、しかもパワステやエアコンも装備されていて普段の足としても使える万能車でしたから・・・でもこれからはクラシックカーの仲間入りをするような車になっていくのですね・・・私も歳をとる筈です・・・(笑)

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