パネルのフチから凹んでいるヘコミ?

2014年11月26日

今日も昨日に続いて横浜は冷たい雨でした、雨が降ると仕事の予定が大幅に狂う事が多いので非常に困ります、しかも寒いし濡れるしで散々な日でした(^_^;)

今回はお客様によく聞かれるヘコミの事についてのお話です、一般のお客様からお電話でお問い合わせをいただいた際に私が必ずお聞きする内容の一つに『パネルのフチやプレスラインからへこんではいませんか?』というのがあります、すると大抵の場合『パネルのフチ?って何?』と聞き返される事が多いです、パネルのフチというのは文字通りなのですが、ドアやフェンダー、ボンネットなど一つ一つのパネルの端からヘコミがはじまっていませんか・・・という意味なんです、どうしてそんな事をお聞きするかというとフチからへこんでいるヘコミの修復はとても難しい場合が多いからです、パネルのフチには必ず表と裏の鋼板を溶接する為の貼りしろ?みたいな部分がありそこは当然ですがツールは入りません、ツールが入っていかなければ満足いく修復はできなくなります、また仮にツールが入る場合でも点ではなくて面でヘコミがフチに接している場合は、そのフチのラインを正確に戻してやらないと完全に歪みをとる事はできません、同じ理由でプレスラインに面で接している場合も同様なのですが、それがどんなヘコミかを口で説明するのはとても難しいです(^_^;)

例えばこんなヘコミです(パネルのフチから凹んでいるケース)

ドアノブヘコミ画像1 ドアノブヘコミ2

上の画像はドアノブがついているフチからへこんでいるケースですが、この場合はドアノブと接しているドアパネルのフチ部分が数センチへこんで変形してしまっています、本来このヘコミを修復するにはこの変形しているフチの部分を元の形状に戻さないといけませんが・・・・(^_^;)です

こちらはプレスラインから凹んでしまっているケース

キャデラックドアヘコミ1 キャデラックドアヘコミ2

この画像はちょっと見づらいですがヘコミの下側がプレスラインに面で接していますのでヘコミの下部5分の1位がチョン切られたように見えます、こういうヘコミはある意味プレスラインを跨いで損傷しているのより厄介だったりします(^_^;)

実際に上記の2例のリペアは作業に数時間を費やしましたが、若干の歪みが残ってしまいました、でも、もしこれらがパネルのフチやプレスラインからへこんでいるヘコミではなくて完全に独立して存在しているヘコミなら全く仕上がりも作業時間も違っていたと思います・・・多分(笑)

上記の内容できちんと説明できたかは疑問ですが、要約すると独立して存在しているヘコミはリペアできる可能性も高く、仕上がりも良くなるケースが多いのですが、そうじゃない場合はとても難しく、ツライ(笑)という事なんです、お問い合わせをいただくといつもパネルのフチからへこんでいない事を祈っています・・・(笑)

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