傷のあるヘコミの場合

2014年10月1日

昨日の暑さから一転、今日は寒いくらいの気候でした、でも暑いのが苦手な私にとっては丁度良い感じです、できればこのまま涼しくなって欲しいですが・・・世の中そうそう甘くありません(笑)、まだ暑さがぶり返しそうな気配をヒシヒシと感じます・・・(^^;)

今回はルーフ(天井)のリペアでした、業者様からのご依頼です

天井のヘコミ画像2 before

ヘコミは2つのヘコミが合体して1つになったような形状で大きさは歪みも含めて5センチ位です、2つの打撃痕は傷がついていて塗膜が欠落しています、こういったケースは実は傷よりもヘコミの方が見る角度によっては何倍も目立ちます、デントリペアはヘコミを直す技術ですから当然ながら傷を消す事はできませんがヘコミや歪みが無くなることによってパッと見た感じには殆ど解らなくなります、今回の業者様もそのへんは十分理解された上でのご依頼でした。

最初はそれ程大きいヘコミではないと聞いていたので、位置がルーフ(天井)なので内装の分解の手間を考えると可能ならプーリング(表側から引っ張って直す技法)で対応しようと思っておりましたが、実車を拝見して打撃痕が鋭角でキツくへこんでいたので仕上がりを重視してツールで押し戻す通常の技法でリペアする事に致しました、実は天井のリペアの場合は内装の脱着が最も手間と時間が掛り面倒な作業になるのですが今回はメカニックの方が外してくれたので助かりました、、僅かな歪みでも見えやすいボディ色なので無駄に触り過ぎてこれ以上鋼板を伸ばさないように慎重に作業致しました。

天井のヘコミデントリペア作業後画像1 天井のヘコミデントリペア作業後画像2 after

内装を外していただいたお蔭で使いたいツールがしっかりアクセスできてヘコミと歪みは綺麗に修復する事ができました、担当者様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

画像ではデントリペア用のライトを当てているので傷がハッキリ見えていますが、ライトを消してしまえば余程注意して探さない限りはまず解りません、できればこの後、傷の上だけに塗料を置くようにタッチアップしてあげれば完璧に近い状態になると思います、この米粒の半分にも満たないような傷がどうしても気になってしまうという方は仕方ありませんが、これが許容できる方であれば、車にとってもお財布にとっても時間的にもベストな修理法だと思うのですが・・・

ただし、残念ながら全てのヘコミや歪みがいつも完璧に修復できる訳ではありません、ヘコミの形状や深さ又はツールアクセスなどの条件でどうしても仕上がりには差が出ます・・・そこがデントリペアのもどかしくそして難しいところです(笑)

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