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シトロエンC4クーペのデントリペア

2018年3月5日

今日は傘が役に立たない台風のような暴風雨に横浜もなっています(^_^;)、できればこんな日は仕事などしたくありません、家でコーヒーなど飲みながら映画鑑賞でもしながら過ごすのがベストです・・・でも現実はそうそう甘くはありません、仕事は時や状況を選ばず入ってきます・・・(笑)

今回はシトロエンC4クーペのリペアでした、一般のお客様からのご依頼です。

シトロエンC4クーペ

シトロエンC4のクーペです、もう10年位前のモデルだそうです、恐らく見るのも初めてのような気がします、WRC(世界ラリー選手権)でセバスチャンローブが無敵だった頃のホモロゲーションモデルのようでもちろんマニュアルミッションです、多分、日本に数台しかないような希少車だと思います、隠れWRCファンとしてはこういうモデルには一段とそそられます!、コンパクトなボディサイズなので箱根のワインディングあたりを走ったらきっと楽しいのでしょうね・・・羨ましい(笑)

シトロエンC4デントリペア作業前画像1 シトロエンC4デントリペア作業前画像2 before

しかし、ヘコミは強烈です(^_^;)、ドア上部のプレスラインを激しく損傷!大きさは7~8センチですが完全に打撃痕がスジになっています、そしてボディ色は僅かな歪みが残っても目立ってしまう最も写りこみが鮮明な黒!更にヘコミの位置はガラスとドアパネルの境にあるモールから数センチ!普通のクルマならドア内部のフレームに完全に掛かってしまいツールアクセスできない位置です、正直なところフレームに掛かっていたらお断りしようと思っていました(^_^;)・・・一応ツールを入れてみると・・・何とこのクルマはドア内部にフレームがありません!!!、もしかしたら初めての体験かもしれません、今までフレームの縦幅が普通より大幅に小さいクルマなどには何度か遭遇した事はありますが、全くないクルマというのは記憶にはありません、ちょっとビックリです、でもツールアクセスができるのでお断りする理由が無くなってしまいました(笑)ただこれだけスジがクッキリついてしまうと完全には消す事ができません、お客様にもご説明させていただきましたが『できる限りで構わないですよ』との暖かいお言葉をいただきましたので全力で作業致しました。

シトロエンC4デントリペア作業後画像1 シトロエンC4デントリペア作業後画像2 after

塗膜についた折り目のようなスジは若干残ってしまいましたが、これで精一杯です(^_^;)、お客様にご確認をいただいたところ、『全然OKですよ!』と喜んでいただけたのでホッと致しました、ご依頼ありがとうございました、長い時間お付き合いいただいて申し訳ありませんでした。

それにしてもまだまだ私の知らない構造のクルマが沢山あるものですね、先日も絶対ダメだろうと思っていたベンツのEクーペカブリオレのリアクォーターにあっさりツールがアクセスできて驚きました(オープンボディのリアクォーターはツールアクセスできないケースが多いので)・・・『経験のないクルマは取り敢えず確認する』これがとても重要だという事を今回は改めて再認識致しました、日々勉強ですね(笑)

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