ポルシェ964のクォーターパネル前方部のヘコミ修復

2013年11月21日

ここ数日は季節も進み少し寒くなってきていますが、穏やかな天気と爽やかな風でとても気持ちがいいです、私にとっては仕事にも遊びにも良い季節になってきました、でもこういった快適な季節はとても短いです、今のうちに遊びたいです!・・・(笑)

今回はポルシェ911(964)のリペアです、ポルシェ専門店様からのご依頼です。

  before

ヘコミはリアクォーターパネルのフチです、大きさは5センチくらいで線状の打撃痕がクッキリです(^_^;)、普通車のクーペボディでリアクォーターパネルのこの位置にこういった深いヘコミができると通常はリペアが難しくなってしまうケースが多いのですが、空冷911は何とかなります・・・なる筈です(笑)、まずは何本かのツールを試してアクセスルートを確認します、無事アクセスが確認できたら次はヘコミにかかっている応力を抜いていきます、特に今回はパネルのフチに近い側が少しシワがよったみたいに盛り上っていますのでその辺りを中心に応力を抜いてあげます、応力が抜けると鋼板が活発に動くようになっていきます、そこで初めてツールを入れてヘコミを触っていきます、スジ状の打撃痕とフチ付近の歪みを違和感なく仕上げるのにかなり苦労は致しましたが、何とか形にする事ができました。

  after

フチに近い部分に僅かな歪みは残りましたが、ボディ色が白なので普通に見る限りは殆ど解らないと思います、社長様とオーナー様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

964と呼ばれるポルシェ911は私が今までリペアしてきたポルシェの中で最も台数が多いと思います、沢山の台数の修復に携われたおかげでボディの内部構造もほぼ把握する事ができて、今では凄くリペアがし易い車の1台と思えるようになりました、お問い合わせの際に964と聞くとホッとします、酷いヘコミでも何とかなるような安心感があります、964型の911、私は凄く好きです、いつかグランプリホワイトのMTミッションの964を買って綺麗にレストアして箱根あたりをゆっくりトコトコ走るのが夢ですね、でも・・・最近は値段が凄く高騰しているそうで・・・とても無理みたいです・・・・夢はやっぱり実現できないから夢なのですね(笑)

デントリペアのご相談はお気軽にお問い合わせ下さい
デントリペアジェイテクニックへのお問い合わせ・ご依頼は公式HP(『ホーム』)、またはこのブログのメニューより『お問い合わせ』をご覧ください。

このブログはデントリペアジェイテクニックのオフィシャルブログです。