厄介なヘコミ

2021年9月18日

8月の中旬からず~っと忙しい状況が続いています、作業数が多いだけでなく作業時間がかかる酷い損傷や雹害車などの修復まで入ってしまいどんどん作業予約がたまってしまい中々はけません(^^;)、7月あたりからこういった傾向はあったのですが、ここ1か月は殆ど休みも取れず老体にはちょっと堪える状況です(笑)、今日は台風接近の為、予定していた作業が延期になったので少し余裕ができました、久しぶりにブログ更新です(^^;)

最近はどういう訳か、とてもFフェンダーの修復作業が多いです、しかもキビシイヘコミが多いです・・・(笑)

Fフェンダープレスラインヘコミ Fフェンダープレスラインヘコミ2 before

Fフェンダーのプレスラインを潰したヘコミです、大きさは10センチ近いですが、大きさよりも厄介なのがプレスライン部分の複雑な損傷です、V字のようなスジがプレスラインにクッキリついてしまっています、また、画像では解かりませんがプレスラインの上も押されて盛り上がっています(^^;)、綺麗に仕上げるにはかなり厄介なヘコミです、こういったヘコミの修復はいきなりツールでぐいぐい押す力技?は厳禁です、応力が掛かっている所をよく見極めてなるべく鋼板を解放してから出来る限り少ない手数でフィニッシュまでもっていくようなイメージが大事です、何も考えずに力技を使うとどんどん鋼板を不必要に伸ばしてしまい後で歪みを取りきれなくなったりします・・・

今回もまず丁寧に応力を解放してからヘコミを触り始めました、幸いにもツールアクセスはとても良好なので適したツールで触っていけます、とにかく鋼板をなるべく伸ばさないように、そして塗膜肌を乱さないように細心の注意を払いながら作業致しました・・・

Fフェンダープレスラインヘコミ作業後 Fフェンダープレスラインヘコミ作業後2 after

少し時間が掛かりましたが、何とか歪みも残さず綺麗に仕上げる事が出来ました、お客様のご確認をいただき無事終了です、ご依頼ありがとうございました。

Fフェンダーはクルマのパネルの中でも最もツールアクセスが良いパネルの1つなので他のパネルより修復出来る損傷の度合いは上がります、過去には完璧ではありませんが30センチを超えるような損傷も修復した事があります、ただ、アーチ部分(半円になているフチ部分)まで損傷を受けていると状況は一変します、アーチ部分が鋭角に折れたり曲がったりしていると・・・仕上がりはかなりキビシイです(^^;)

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