カテゴリー別アーカイブ: デントリペア(国産車)

歪みとの戦いでした

2018年11月16日

先月初めの台風24号関連の修復は流石に落ち着いたのですが、どういう訳か今月もとても忙しいです(^_^;)、例年通りですと11月は暇で12月になると車関連の業者様からの年末にむけての納車ラッシュでバタバタするというのがパターンなのですが、今月はまるで12月が前倒しで来たような感じで業者様からのご依頼が多いです、たまたまかもしれませんが、どういう訳か大抵仕事はある時期に集中する傾向があります・・・とっても不思議です(笑)

今回はスズキハスラーのドアプレスラインの修復でした・・・(^_^;)

スズキハスラードアプレスライン修復前画像1 スズキハスラードアプレスライン修復前画像2 before

ヘコミはドア下方にあるプレスラインです、ぱっと見た感じは10センチ程度ですが、損傷がかなり複雑なせいか回りも引っ張られて実際には20センチ位はあります(^_^;)、しかも恐らく下から突き上げるような角度で当たったせいだと思いますがヘコミ上部は盛り上がっています、更にプレスラインは洗濯板のように波打ってしまっています、これを見たときは正直なところお断りしようかと思いました、薄くてコシのないへらへらな鋼板の軽自動車のパネルがこれだけ変位してしまうとまず綺麗には仕上がりません、しかもボディ色は歪みが目立つ黒系です(^_^;)、ただ、『できる限り目立たなくして貰えればOKだから・・・』という寛容なご依頼内容だった事とツールのアクセスが良好な位置でしたので何とかトライしてみる事に致しました(^_^;)

とはいうもののどこから攻めるか迷いました、こういったヘコミを強引に出そうとすると軽自動車の場合はすぐ伸びてしまいます、伸びれば伸びる程それが最後は『歪み』となって残ってきて結局自分の仕事がどんどん大変になってしまいます、やはりセオリー通りフチに掛かっている応力を丁寧に抜いていく事から始めました、ただ少し強くポンチングするとすぐポンチ痕が残ってしまうので結構神経を使います、30~40分はひたすらこれだけやっていました、全体的にフチがぼやけてきたのでいよいよツールでヘコミを触っていきます、局部変位や肌乱れを出さないようにツール先端にアタッチメントを装着してできる限り大きな接点にして慎重にヘコミを粗出しします、今回は悪の根源?だと思われるプレスラインをあえて最後に修復するようにしました、理由はその方が無駄な鋼板の伸びを少しでも出さずにフィニッシュできるのではないかという判断からです、吉とでるか凶とでるかはやってみないと解りません(笑)

スズキハスラードアプレスライン修復後画像1 スズキハスラードアプレスライン修復後画像2 after

マシーンと化して作業する事約2時間!何とか形にはなりました、普通にパッと見る限りは解らないようにはなりました、ただ、写りこむ背景でチェックすると細かいメラメラした歪みは残っています、でもこれで精一杯でした、作業前の予想ではもっと大きな歪みが残る予定(笑)でしたので自分としてはまずまずです、作業後確認も無事OKをいただきました、ホッと致しました・・

軽自動車の修復で鋭角や深いヘコミの場合はいつも『歪み』との戦いです、もう少し輸入車のように塗膜肌が粗いと歪みもなじませやすいのですが・・・内装の脱着など別にしてヘコミの修復だけを考えた場合、軽自動車は輸入車より難しいです、というのが私の偽らざる本音です・・・

単に腕(技術)の問題かもしれませんが・・・(笑)

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軽自動車の横擦りヘコミ

2018年8月24日

今週はお盆休み明けのせいか、お問い合わせ・ご依頼が結構多いです、例年ですと車関連業者様からの作業依頼が多くなる時期なのですが、今年は一般のお客様も多いです、特に台風が近づいたせいで強風が吹いていたのでキツ~イドアパンチの修復が続いてます(^_^;)、強風の時はドアが風に煽られやすいのでドアパンチには充分注意して下さい!

今回はN-BOXの修復でした、クルマ関連業者様からのご依頼です。

N-BOX画像

N-BOXデントリペア作業前画像1 N-BOXデントリペア作業前画像2 before

画像は上から撮っています、ドア中央部の横擦りヘコミです、大きさは5センチ位ですが、かなり折り目のようなスジになっています、どうって事なさそうに見えるかもしれませんが、これは舐めてかかると痛い目みるヘコミです(笑)、鋼板はもともと縦方向に変化しようとする『クセ』があるのでそれに逆らって作業しないといけない横ヘコミはとても難しいです、何も考えずに作業すると肝心のスジは消えずに触った所が縦に走って、まるで魚の骨のような感じの仕上がりになってしまう事が多いです(^_^;)、特に今回のようにスジがクッキリついている場合はこのスジを消す為に強めの力を掛けていかなければならないので尚更『骨』になり易いです、横へコミの場合は大抵作業は画像のように上からヘコミを見ながら進めていくのですが常に横方向から見たときにどのように変化しているかをイメージしながら作業していく事がとても大事です、特に軽自動車の場合は鋼板に軟らかくコシがないのでちょっとしたミスですぐ骨化?してしまいます、正確で繊細なツールタッチが要求されます、幸いにもツールアクセスが良好だったので助かりました、出来る限り正確にそして細かくツールを動かしながら作業しました。

N-BOXデントリペア作業後画像1 N-BOXデントリペア作業後画像2 after

歪みが見え易い嫌なボディ色でしたが、何とか『骨』にもならず歪みも残らず綺麗に仕上げる事ができました、でも、もう少しスジがきつかったらどうなっていたか解りません、良かったです!

塗膜の肌目が細かく、そして鋼板が軟らかくコシがない軽自動車だとスジ状のヘコミというだけで充分に修復は厄介なのですが、それに『横擦り』まで加わると綺麗に仕上げるには正直なところかなり難しいです、軽自動車のキツ~イヘコミを触るといつも自分の技術がとても低くなったような気になり落ち込みます(^_^;)、軽自動車の修復は難しいです・・・(笑)

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何とか形になりました

2018年6月20日

昨夜のWカップのコロンビア戦は久しぶりに興奮致しました、それ程サッカーファンという訳ではありませんが、やはり日本代表の試合は特別です、正直なところ引き分けでも充分と思ってTVの前で応援しておりましたが、まさかの先制点!これはもしかしたら・・・と期待したところで同点に追いつかれガックリ(^_^;)、何とか引き分けで・・・と弱気になっていたところで日本に追加点!思わず歓声を上げてしまいました、最後のアディショナルタイムの長い事長い事(笑)ホイッスルが鳴った時には思わず1人ガッツポーズをしてしまいました、監督交代などで開幕寸前にバタバタした日本代表ですが、いい試合を見せて貰ってありがとうございました、想像できないようなプレッシャーの中で大変でしょうが、次戦も是非頑張って下さい!応援します!

今回は大きさの割にとても深いプレスラインヘコミの修復でした・・・(^_^;)

プレスラインの深いヘコミ1 プレスラインの深いヘコミ2 before

ドア上部のプレスライン上のヘコミです、大きさは4~5センチ程度ですが、メチャクチャ深いです(^_^;)、しかもまるで逆プレスライン?のようなシャープなスジまでついています、画像では解りにくいですが、ヘコミの上部は鋼板が押されてよれたようで盛り上がっています、これは難しくきびしいヘコミです、これだけ深くスジがきついと鋼板が局部的の伸びてしまうのでどうしても伸びてしまった鋼板を処理しきれず見る角度によってメラメラ?とした歪みが残ってしまう事が多いです、お客様にもその旨ご説明させていただきましたがご了承いただけたので作業開始です。

まずはヘコミのあちこちに掛かっている応力を抜いていきます、一応この状態でツールを入れて触ってみましたがやはり強烈に掛かっている応力のせいで全く鋼板が動いてくれません、このまま強引に力を掛けようとするとツールで触ったところだけが点で変化してしまい鋼板がますます伸びてしまいます、ヘコミのフチ、スジ、盛り上がった部分などの応力を丁寧に抜いていきます、これはとても地味で手間な作業ですが、仕上がりに大きく影響するので手は抜けません、応力が抜けてくると鋼板に動きが出てきます、ここからはヘコミを戻していくのですが歪みを極力残さないようにヘコミだけでなく周辺にも気を使いながらツールで触っていきます、今回は本当に歪みとの戦い?でした・・・

プレスラインの深いヘコミの修復後 after

僅かなラインの乱れと歪みは残りましたが、お客様には『歪みなんて何処にあるのか全然解らない』と喜んでいただけたので良かったです!ありがとうございました。

プレスラインに対してヘコミの打撃痕が少しずれてくれていたので助かりました、これがもろに直撃だったらもっと仕上がりは悪くなってしまったと思います、不幸中の幸いです(^_^;)、デントリペアは『修理』というより『復元』する技術なのでどうしても受けた損傷や色々な状況によって仕上がりが変わってしまいます、そこがデントリペアの最も難しいところです・・・。

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