カテゴリー別アーカイブ: デントリペア(ドイツ車)

Rクォーターパネルのツールアクセス(MINI)

2018年10月5日

先日の台風の風は本当に今まで体験した事のないような凄まじいものでした、横浜では日付が変わった頃から一気に風の威力が強まり大袈裟ではなく自宅が風で揺れました(^_^;)、もうとても寝ていられなくてAM3時頃までNHKのニュースを見ながらおろおろして起きてました(笑)、幸いにもウチは大きな被害もなく済みましたが、ご近所では屋根のスレートが剥がれたりガレージのシャッターが分解?してしまったりと翌朝明るくなって町内を見て改めて風の恐ろしさにビックリ致しました、また、この風のせいで仕事のお問い合わせ・ご依頼もとても多くなっています、ただ、全般的にダメージが酷いものが多く完全修復は困難なヘコミがとても多いです・・・(^_^;)
また、週末に次の台風が接近するようなので充分に注意なさって下さい!

今回はRクォーターパネルのツールアクセスについて・・・

miniデントリペア作業前画像1 miniデントリペア作業前画像2 before

画像はMINIのRクォーターパネルの前方のフチです、もうドアノブまで数センチしかありません、この位置はとてもツールアクセスに苦労する位置です、内装を外せば簡単にアクセスできるだろ!とつっこまれそうですが、この位置だと内装を外しても『手』では触る事ができてもデントリペアのツールでは支点を取る事ができないので繊細なコントロールができない上に全然力が掛けられません、しかもツールを自分に向けるような『侍の腹切り』姿勢になってしまうのでとても作業性が悪いです、では、どうするのかというと後ろ側から長~いツールでアクセスします・・・(^_^;)

miniデントリペアツールアクセス画像

上の画像のようにテールランプを外し長いツール(130センチ位)でヘコミを触ります、そんな長いツールできちんとコントロールできるの?とまたもつっこまれそうですが(笑)、支点がきちんと取れれば全く問題ありません、大袈裟な話ではなくデントリペア技術者ならミリ単位でのコントロールが充分に可能です、MINIの場合はテール側から前まで完全な空洞になっていますのでこの手が使えます、実はMINIにはもう1つアクセスルートがあります、タイヤハウス内にサービスホールがあるのでそこからアクセスする事も可能なのですが、今回はホールの位置とヘコミの位置関係が悪くツールのグリップがブレーキディスクなどに干渉してしまうので後ろからのアクセスを選択しました。

miniデントリペア作業後画像1 miniデントリペア作業後画像2 after

大きさは3~4センチ程度ですが少し深めで打撃痕がスジ状になっていたので予想より苦労致しましたが、無事修復する事ができました、良かったです・・・

MINIは2ドアクーぺの中では比較的Rクォーターの作業がし易いクルマです、テールランプを外してズドーンと空洞になっているクルマは他には殆どありません、大抵はテールを外しても開口部もなかったり何か内部に隔壁があったりスンナリいきません、2ドアクーペのRクォーターパネルはツールアクセスを確保するまでが最も大変です(^_^;)

余談ですが、このMINI(R56)のテールランプはトルクスのビス3本で固定されているだけなので簡単に外れるのですが、その前にメッキの枠?を外さなければなりません、ツメで引っかかっているだけなのですが、結構カタい場合があって折れそうでいつも緊張します(^_^;)、今まで折れた事はないのですがDIYで外される時はご注意ください。

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VWビートルのFフェンダー

2018年8月1日

やっと8月です、まだまだ夏本番、毎日猛暑日が続いています、先週は幸い?にもそれ程忙しくありませんでした、でも天気予報を見ると1週間先まで殆どの日が最高気温33度超えの予想になっています、ここからお盆休みまでは車関連業者様の駆け込み依頼が多くなる時期です・・・この暑さを乗り切れるか心配です・・・(笑)

今回はVWビートルの修復でした、一般のお客様からのご依頼です。

VWビートル画像

記憶が間違っていなければこのタイプのビートルの作業は初めてだと思います、目の前で改めて見てみるとやはり味のあるクルマですね、他のリメイクカーとは違った独特の雰囲気があります、個人的には結構好きです。

VWビートルデントリペア作業前画像1 VWビートルデントリペア作業前画像2 before

ヘコミはFフェンダープレスラインです・・・強烈です(^_^;)、大きさは5~6センチでラインと直交するようにスジ状の打撃痕がガッツリ!そして画像はありませんが実は同様のヘコミが20センチぐらい後方にもう1箇所!・・・目眩が(笑)、最初はドアパンチかと思いましたが2箇所が並んでいるので変だなとは思いましたがお客様のお話では何か柱のような物がぶつけられたそうです・・・なるほど納得(^_^;)、これだけプレスラインにスジ状の損傷を受けてしまうとどこまで綺麗に修復できるか解りませんが『何とか目立たなくなれば・・・』とのお客様からのご要望でしたので作業開始です。

とにかくヘコミのスジを『開く』ところからスタートです、これだけ鋭角なスジだと強引にスジを戻そうとしても応力が掛かっていて鋼板は伸びる一方です、少しでも伸ばさない為にスジの角度を開いて踏ん張っている応力を抜いてやります、しかし、完全に折り目のようなスジになってしまっているので思ったようには進みません(^_^;)、我慢の時間ですが、この作業は仕上がりを左右するので手が抜けません、何とか変化してきたのでやっとツールでヘコミを触っていきます、面接点のアタッチメントを先端に装着してなるべく大きくヘコミを動かしていきます、プレスラインをかなり鋭角に潰しているのでここも思惑通りには進みません(^_^;)、それでもだんだんヘコミに『動き』が出てきます、そこからは一気です、ラインを整形しながら歪みを散らしていきます、最も気温の高い時間に野天作業でしたのでかなり堪えましたが何とか形にする事ができました。

VWビートルデントリペア作業後画像1 VWビートルデントリペア作業後画像2 after

僅かな歪みは残りましたがまずまずの仕上がりです、お客様も喜んでくださったので一安心です、ご依頼ありがとうございました。

キツ~いヘコミでしたが、ツールアクセスの良いFフェンダーでしたので助かりました、これが他のパネルだったらどうなっていたか解りません(笑)、ラッキーでした、でも大抵『ラッキー』は続きません・・・次が怖い(笑)。

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奥の手が使えました

2018年6月10日

とうとう関東も梅雨入りです、これからはジメジメシトシトの不快指数の高い日が暫く続きます、雨が続くと若干ですが仕事にも影響が出ます(^_^;)、嫌な季節の到来です、でも更に恐ろしいのは梅雨明けした後に待っている本格的な夏です、何よりも暑いのが苦手な私にとって本当に地獄のような2ヶ月間が待っています、できれば夏のない所に引っ越したい・・・一瞬本気で考えてしまいます(笑)

今回はまたもリアクォーターパネルの前方部フチの修復でした(^_^;)

Rクォーター前フチヘコミ Rクォーター前フチヘコミ2 before

ヘコミはリアクォーターパネルの最前方部でリアドアとの境まで2~3センチ位しか離れていません、先日のブログでも書きましたがこの位置は鋼板2枚構造なのでタイヤハウスからはツールアクセスはできません、普通は車両後方部から内装を分解したりテールランプを外したりして長いツールで何とか作業したりするのですが(国産車はこのパターンが多いです)流石にここまで前フチですとキツいです、ドイツ車の場合は運が良いと『純正デントホール』が使えたりする場合があります、今回のクルマはBMW5シリーズでしたので目一杯期待していました(笑)・・・でも位置が離れていて全く使えませんでした(^_^;)

もっと浅くてスジっぽくなっていないヘコミならプーリング(表側から引っ張って直すデントリペアの技法)で対応するのですが、結構キツいスジ状ヘコミなのでその手も使えません、後はタイヤハウス内に小さな『穴』を開けてツールアクセスを確保するという手もあるのですが、基本的には私は『穴』を開けたくない派?なのでできる事ならその手は使いたくありません、何か手は・・・と少ない脳ミソをフル回転しながら考えていたその時、もしや!と思ってライナーを留めているビスを確認してみると・・・良い位置にビスが付いています、ビスがあるという事はその『受け』がある筈です、ビスを外してライナーをめくってみるとやはりビスを留める為の樹脂製の台座がありました!それを破損しないように外してみると小さいけれど『穴』がありました、太いツールは入りませんがワイヤーツールと呼ばれる細いツールなら何とか入ります、何本か試してみると何とかヘコミまで到達できます(嬉)、ワイヤーツールなので力が掛からずかなり苦労致しましたが何とか形にする事ができました!

Rクォーター前方部へコミ修復後画像1 Rクォーター前方部へコミ修復後画像2 after

『穴』を開けずに修復できた事が嬉しかったです、どうもクルマに『穴』を開けるのはいくら見えない場所であっても抵抗があります(小心者の為)、でも、この手はリアフェンダー内にライナーが付いていて留め方がナットでなくて鉄板ビスを使っているクルマでないと使えません、私の記憶ではドイツ車とホンダ車の一部だけだったような気がします、もちろん運良くあるライナーがあってもヘコミの位置が悪ければ使えません、確率的にはとても低いです・・・(^_^;)

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