デントリペア情報・他」カテゴリーアーカイブ

台風による損傷について

2019年9月10日

昨日、首都圏近くを通過した台風15号の強風等によってできてしまったヘコミに関してのお問い合わせがとても多くなっております、横浜でも風速40メートルを超える猛烈な風だった事もあり、車体の様々な位置に損傷が及んでいるような状況です、昨日だけでも『バイクが倒れてドア下部に損傷』『看板が走行中に車体前面に激突』『強風で沢山の枝が飛んできて数箇所が凹んだ』『理由は分からないがRクォーターパネルにエクボができてしまった』など何件ものお問い合わせ・作業依頼を頂きました・・・。

そこでお問い合わせの際にお願いがあるのですが、車体側面(フェンダー、ドア、リアゲートなど)はヘコミの位置や大きさなどお聞きできれば修復の可否、仕上がり、概算のお見積りなどある程度算出する事は可能なのですが、車体上面のパネル(特にルーフや各ピラー等)に関してはルーフライニングの脱着が必要かどうか、必要だった場合にそれが私の方で脱着できるクルマかどうか、またプーリング(表側から引っ張って直す技法)で対応なヘコミかどうかなどで修復の可否、仕上がり、金額が随分変わってしまいます、もちろん、実車を拝見させていただくのがベストなのですが、お問い合わせ・ご依頼が多くなってちょっとバタバタしておりますのでなかなか実車を拝見しにお伺い出来ないというのが実情です、出来れば事前に画像等でヘコミの概要が把握できればある程度の判断が可能なのでとても助かります

また、損傷が5センチ以上のヘコミや手のかかる内装の脱着が必要な場合、出張修理で対応する事が難しく横浜市都筑区の私の自宅ガレージでしか作業をお受け出来ない場合もございます、誠にお手数をお掛け致しますが、お客様の大事なお車の仕上がりに関わる事なのでご理解くださいますよう宜しくお願い致します。

私の自宅(都筑区)も深夜は雨・風共に凄かったのですが、昨年の時よりは少し弱かったかな・・と感じておりましたがお問い合わせを頂いたお客様からお伺いしたお話では場所によっては昨年以上だったようです、不運にも何らかの被害をお受けになられた方、心からお見舞い申し上げます・・・

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パテの歪み

2019年8月25日

お盆休みが終わったらやはり急に忙しくなってきました(^^;)、ただ少し暑さが緩んできたのが救いです、日も短くなってきて7時頃になるともう真っ暗です、着実に秋が近づいてきています、夏が苦手な私にとっては何より嬉しいです、夏好きの方御免なさい(笑)

先月、妻のクルマを買い換えましたが、その際の板金塗装で典型的なパテによる歪みがありましたので今回はそれについて少し・・・

パテ歪み1

リアバンパーのコーナー部分付近です、この画像で見るとそれ程解かりませんね、ただ、映り込んでいる電線が不自然に乱れているのは解かると思います・・・

パテ歪み2

今度は逆側から撮ってみました、すると斜めに映っている線がやはり不自然に乱れています、特に一番上のラインはグラフの波形のようです・・・

パテ歪み3

更に見やすくするためにデントライトを当ててみました、そうするとかなりクッキリと歪み?キズ?が見えてきます、ライトを少しずらしてみると・・・

パテ歪み4

スジのようなものが何本か見えてきますが、これが元々のキズです、これを埋めるためにパテを塗って研いで塗装した筈なのですが、凹凸が消しきれず見えてしまいます・・・(^^;)

しかも、スジのフチはかなり盛り上がっています、普通はバンパーのような樹脂部品を板金する場合にはヒートガンなどで熱を掛けて念入りに整形をしてなるべく凹凸を取ってからパテを塗るのですが、恐らくそれを殆どせずにパテだけでキズと盛り上がりを消そうとかなりパテを分厚く塗ったのだと思います、お陰で納車の際でも充分違和感はありましたが、2か月経過して更にパテが痩せたようで正面から見てもグニャグニャしているのが解かるようになってきました(^^;)、こういうのを業界では『パテ痩せ』とか『パテひけ』と呼びます、昔はこういうやっつけ作業をよく見ましたが、最近はご無沙汰でした、久しぶりに豪快に盛られたパテ処理を見たように思います(笑)

もともと安い中古車なので細かいキズやヘコミなどあって当然と考えていたのでバンパーの4~5センチのキズぐらい気にしていませんでしたが、購入の際にお店の方でサービスで直してくれるというのでそれならと・・・お願いしましたが、やはりそれなりの作業だったようです、お店の担当者の方はとても一生懸命対応してくださったので、特にこの修理に関してはクレーム等は言いませんでした、『かなり豪快な作業をする板金屋さんに出したんですね』と皮肉は言っておきましたが(笑)

ただ、少し思ったのは、これが仮にレクサスの高額中古車でも同じ仕上がりで納車したのでしょうか・・・という事です、恐らくもう少し違った仕上がりになったのではないでしょうか、パテを使えば少なからず『痩せ』『ひけ』は出るというのは板金屋さんなら誰でも知っている基本中の基本です、そのため仕上がりに拘る工場ではいかにしてパテを少なく抑えるかというのにとても神経を使っています、それなのにこういった作業をするというのは同じ技術者としてとても残念な気がします・・・

パテをどっちゃり使って板金すると必ず『痩せ』『ひけ』が発生します、これが困るのは直した直後はあまり解からないのですが、時間が経過するにしたがって少しづつ進行するという事です、経験上、早ければ1~2週間、遅いと3か月位してからうっすらと『痩せ』や『ひけ』が見えてくる事も決して珍しくありません、特に黒や紺など濃いボディ色は発生してしまうと見えやすいです、営業車などでそれなりに目立たなくなれば良いというのならそれほど気にする事はありませんが、大切なプライベートカーなら値段に関わらず、やはりきちんとした作業をしてくれる工場に出したいですね・・・

デントリペアの技術者としてというか、一人のクルマ好きとしてはそう思います・・・。

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プレスラインに沿うようなヘコミ

2019年8月19日

お盆休みも終わりました、毎年お盆は特に休みも取らず平常営業致しております、クルマ関連のお取引先は殆どがお休みなのですが、一般のお客様からのご依頼がちょこちょこ入るので一応やっているのですが、今年は比較的暇でした(^^;)、でもお陰で少し疲れも取れました(^^;)、例年通りなら今週中頃あたりから業者様関連からのご依頼が増えて忙しくなります、恐ろしい・・・(笑)

今回はリアゲートのプレスラインに沿ったヘコミの修復でした。

リアゲートプレスラインヘコミ

リアゲートプレスラインヘコミ2 before

何だかよく解かりませんね、画像はリアゲートを下側から撮っています、ナンバープレート周りのプレスラインのコーナー部分が沿うようにへこんでいます、大きさは7~8センチぐらいです、プレスライン自体は殆ど損傷を受けてはいませんが問題なのはプレスラインのエッジの角度がキツくなってしまっている事です、このように鋭角に変化してしまったプレスラインの角度をツールで押し戻して修正する事は基本的には出来ません、言葉ではうまく説明出来ませんが、応力が掛かって『面』でへこんでいる部分は『点』で押しても応力のせいで『点』で変化してしまい『面』は綺麗には出てきません、ではどうするか?『点』を連ねて『面』にします、文章で書くと簡単ですが、実際に形にするにはミリ単位でツールをコントロールしてヘコミを触っていかなければならないので結構大変です、今回もとても苦労致しました(^^;)

リアゲートプレスラインヘコミ修復後

リアゲートプレスラインヘコミ修復後2 after

僅かな歪みは残りましたが出来る限り局部変異しているところが無くなるように散らしましたのでボディ色が白という事も相まって普通に見る限りはまず解からないレベルまでは何とか持っていけました・・・疲れました(^^;)

プレスラインの角度が『面』で変わってしまった場合の修復はとても厄介です、ある意味プレスラインを直交するように潰しているスジヘコミの方がまだやり易かったりします(程度問題ですが・・・)、でも一番困ってしまうのがパネルのフチの角度が変わってしまっているヘコミです、パネルのフチからヘコミが始まっていてフチの角度が変わってしまっている場合は何とか目立たなくする事が少しでも出来ればラッキーという感じです、デントリペアでの修復の基本はヘコミがフチなでではなくパネルの中に独立して存在している状態である事が必要です、何だか解かりにくいですが、要はヘコミの外周がパネルのフチ部分に掛かっていないという事です・・・こういうデントリペア技術者でなければ修復の可否が判断出来ないような事が多いのでデントリペアという技術は表に出にくいのでしょうね・・・(^^;)

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