30センチ超えのヘコミ

2019年11月18日

まだ台風関連のヘコミ修復の依頼があります(^^;)、強風時に受けた損傷は思っている以上に広範囲まで影響を受けている場合が多く、修復作業も一筋縄ではいきません、流石にもう今年は台風はないでしょうが、強風はどの季節でも起こりうる自然事象なので普段から倒れやすい物(特に自転車やバイクなど)には注意が必要です、それと意外と盲点なのはベランダなどからの落下物です、プラスチック製の軽いハンガーでも落下してルーフなどを直撃すれば殆どの場合が凹みます、強風時の事故は想像力を働かせれば予測可能なケースが結構あります、普段からのちょっとした備えが愛車への不運な事故を防ぎます・・・何事にも備えは大事です!

今回はお受けするかどうか、とても悩んだ修復作業でした・・・

Rゲート30センチ超えヘコミ Rゲート30センチ超えヘコミ2 before

Rゲートにできた30センチ超えのヘコミです(^^;)、ボディ色は歪みが残ると目立つ黒系、鋼板が伸びやすい軽自動車、プレスラインを縦断するような折り目のようなスジ、フチの合わせ目に出てしまっているスジ・・・、もう悪条件のオンパレードです(笑)、お客様のご要望が仕上がり重視なら正直なところお受け致しませんでしたが『パッと見た感じ目立たなくなれば・・・』とのご要望でしたのでトライする事に・・・(^^;)

しかし、作業する前に少ない脳ミソを働かせて何処から攻めるか結構考えました(笑)、闇雲に触れば軽自動車の腰のない鋼板はどんどん伸びてしまいます、伸ばしてしまえばこれだけの広範囲に及ぶヘコミの場合は反力が無くなって軽く押しただけで鋼板がペコペコ?してしまいます、このヘコミに応力を与えている『キモ』の部分を的確に判断してなるべく少ない手数で修復する事が大事です

今回の場合はやはり上下のプレスライン付近の部分がどうやら最もこのヘコミを踏ん張らせている根源のようです、まずはこの部分を徹底的に攻めました、この部分がある程度出てくるとやはりヘコミ全体が動いてきます、そして一番目立っているヘコミのスジ部分を戻していきます、かなりクッキリと折り目のようなスジがついてしまっているので完全には消すのは難しいですが、場所によっては薄い部分もあるのでそこだけでも何とか消すように努力致しました・・・

そして最後は全体の歪みを取っていきます、深く凹んでいる部分やスジはこれまでの作業で大部分が無くなりましたが、細かい歪みが沢山残っています、これが一番手間が掛かります、ミリ単位で繊細にツールをコントロールしなければなりません、一番時間も掛かりました、悪戦苦闘する事約2時間!何とか形にはなりました・・・(^^;)

Rゲート30センチ超えヘコミ作業後 Rゲート30センチ超えヘコミ作業後2 after

残念ながら完璧には程遠いですが、出来る限り映り込む背景に局部的な変化が出ないように調整致しましたのでパッと見た感じでは解からなくなりました(多分)(^^;)、お客様にご確認頂いた所、喜んで頂けたのでホッと致しました、痺れる作業でした。

正直なところ、こういう作業はお受けするべきかどうか、いつも悩みます、いつも出来る限り詳しく仕上がりについてのご説明をさせて頂きそれでもお客様がご希望されれば全力で作業をさせていただきますが、技術者としての心中は微妙です・・・やはり、完璧に仕上げて気持ち良く報酬を頂ける仕事がプロとしては一番達成感があります・・・難しいです(^^;)

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