デントリペアのDIYはやめた方が・・・

2019年4月18日

ゴールデンウィークが近づいてきたせいか作業依頼が増えてきました、特に中古車業者さんや修理関連の業者さんは連休前に何とかお客様に納車しようと一生懸命です、暫くはバタバタしそうです(^^;)

今回はFフェンダーの修復でしたが、お客様がご自分でDIY作業をされたヘコミでしたので結構苦戦致しました(笑)

DIYデントリペアFフェンダー1 DIYデントリペアFフェンダー2 before

画像がピンボケでちょっと解かりにくいですが、ヘコミはFフェンダーアーチ部からプレスラインを跨いでフェンダー中部付近まで損傷が及んでいます、大きさは約10センチでちょっとスジっぽくなっています(^^;)、そして右上の画像でも何となくわかると思いますがイボ?みたいなものが2か所写っています、これがお客様が押したDIY作業の痕跡です、かなり鋭角に出っ張っていて片方は塗膜にクラック(ヒビ)が入ってしまっています、お客様のお話では『ちょっと押しただけなんだけどなぁ』と仰っていましたが、実際のところその通りだと思います、ただ、応力が掛かっているヘコミはそのまま押しても押した所だけが局部変化してしまい大抵はこのようにブツブツになってしまいます、これをデントリペア業界では『アウティ』と呼んだりしますが、デントリペア技術者はこの『アウティ』を出さないように様々な技術を駆使します、例えばこのブログでも何ども紹介していますが、ヘコミに掛かっている応力を抜く、また、ツールが『点』で鋼板に接しないように先端に樹脂製のアタッチメントを装着したりします、でも最も大事なのはやはり今まで培った経験です、大抵の技術者は作業実績が長ければ長いほどそれに比例して『アウティ』を数えきれない位作ってしまっています、その度そのリカバリーに苦戦してきたと思います、その結果、それが体に染みついていて自然と『アウティ』には注意するようになっています、というのも『アウティ』は軽いものなら叩いて落ちてくれますが酷くなると今回のように塗膜にクラックが入ってしまったりいくら叩いても落ちなくなってしまいます、そうなると仕上がりは悪くなり最悪は報酬もいただけないなんて事にもなります、そんな経験を何度もしているからこそある程度の経験のある技術者は『アウティ』にはとても注意します、ヘコミがとても深かったり、スジがきつい場合などはあえて『アウティ』気味に押し戻したりする事はありますが、それはプロとしてそのほうが見栄えが良くなると判断した時だけです、通常は『アウティ』は失敗作業の典型です、それのリカバリーは何倍もの労力を浪費します・・・

DIYデントリペアFフェンダー修復後2 DIYデントリペアFフェンダー修復後1 after

出来る限り『アウティ』のブツブツ感が出ないように処理致しましたが、やはり完全には消せませんでした(^^;)、でもお客様は喜んでいただけたので苦労した甲斐がありました!

でも、やはりDIY作業をする前の状態で作業したかったというのが本音です、元の状態を見ていないので正確なことは言えませんが、恐らく最初から作業させていただければもっと違う結果になっていたと思います、もう何度も書いているので耳タコかもしれませんがデントリペアは『修理』というより『復元』する技術です、考えていらっしゃるよりとても繊細な技術です、目的がヘコミをできる限り綺麗に無くしたいという事ならやはりDIY作業はやめた方がよいと思います、決して商売の為、言っているのではありません・・・念のため(笑)

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