プレスラインがグニャグニャ?

2019年12月3日

とうとう12月に入りました、今年もあと1か月を切りました、早いですね・・・、毎年同じことを言ってます(笑)、少しづつ年末の繁忙期に入りつつありますが、例年とは違い今年は一般のお客様からのご依頼が多いです、通常ですとこの時期はクルマ関連の業者様からのご依頼の方が圧倒的に多くその後に一般のお客様からのご依頼が増えてくるのがいつものパターンなのですが、現在は逆転しています?理由はもちろん解かりません(笑)、出来れば年末は早めに仕事納めをしてゆっくり休みたいと考えておりますが・・・状況次第です(^^;)、今年もあとわずかガンバリます!

今回はハイエースのリアゲートの修復作業でした・・・(^^;)

リアゲートプレスラインヘコミ リアゲートプレスラインヘコミ2 before

リアゲートのプレスラインをガッツリ!しかもラインはグニャグニャ!そして押された鉄板は行き場を失って山脈のように盛り上がっています(^^;)、お得意様からのご依頼ですが、お電話で詳細をお伺いした時に嫌な予感はしていたのですが、実車を見た瞬間、目が点に・・・まさかここまでとは思っていませんでした(^^;)、綺麗に直してくれとのご要望でしたらとてもお受け出来ない損傷ですが『何とな~く直っていればOKです』という暖かいお言葉をいただいたので謹んでお受け致しました(笑)

しかし、一体どこから攻めるのが鋼板をこれ以上伸ばさずに出来る限り綺麗に仕上がるのか・・・暫く考えてしまいました、やはり、『山脈』のようになっている部分を『斜面』に変えなければ何も始まらないというのが結論です、始めて30~40分はもうひたすらポンチングしてました(^^;)、しかしこれだけ鋭角に変形してしまうと物凄い勢いで引っ叩いても全然変化してくれません、塗膜割れが怖いのでヒートガンで温めながら優しく?引っ叩いていました(笑)

ある程度『山脈』が落ちてきたのでプレスラインを修復していきますが、ここでも問題が・・・ハイエースのリアゲートは内装が下の方には付きません、当然、開口部も穴もありません、内装を外した部分の開口部からツールを入れるしかないのですが、ヘコミへのアクセス角度がとても悪いです(^^;)、でも他に方法はありません、何とかそこからツールをアクセスするしかないのですが体勢がとてもツライです(^^;)、腕を伸ばして何とかツールをストロークさせるというアクロバチックな体制で長時間作業していたせいか何度も腕がつりそうになりましたが、多少は形になりました(^^;)

リアゲートプレスラインヘコミ作業後 リアゲートプレスラインヘコミ作業後2 after

プレスラインに若干のスジと『山脈』だった所に見る角度によってはメラメラとした歪みが残っています、でもこれで精一杯でした(^^;)、ボディ色が黒系などとは違い歪みが目立たない色なのでパッと見た感じは殆ど解からなくなりましたが・・・(^^;)
残念ながら完璧な仕上がりではありませんが何とか担当者様から無事に『OK!』をいただきホッと致しました。

最近、どういうわけかキビシイ損傷の修復作業が続いています、続く時って続くものです、不思議です、完璧に直るカワイイ?エクボヘコミが恋しいです、そういうご依頼待ってます(笑)

デントリペアについてのご相談はお気軽にお問い合わせ下さい
デントリペアジェイテクニックへのお問い合わせ・ご依頼は公式HP(右バナー)、またはこのブログのメニューより『デントリペアのお問い合わせ・料金』をご覧ください。

このブログはデントリペアジェイテクニックのオフィシャルブログです

曲面のヘコミ

2019年11月26日

昨日は夏用の作業着で汗を拭きながらの作業、今日はインナー(ももひき)着用で震えながら作業、差が激しいです(笑)、ニュースで聞きましたが、昨日との温度差13度もあるそうです(^^;)、一体どうなっているのでしょう?カラダが急激な温度差に対応できないようで、何となくダルくシャキッとしません・・・でも気が付けばもう、11月も終盤です、良い年を迎える為に最後のスパートをかけなければいけません!・・・でもダルい(笑)

今回はポルシェのフロントフェンダーの修復作業でした・・・

ポルシェFフェンダーヘコミ ポルシェFフェンダーヘコミ2 before

フロントフェンダーの上部にできた10センチ近いスジヘコミです、ボディ色が濃い色なので離れていても映り込む背景が歪むことによって結構目立ちます、修復作業上、このヘコミで一番難しいのは曲面にある事です、これが平坦なパネルならそれ程苦労はしないのですが、ポルシェ特有の『太もも』のようなFフェンダーだと話は随分違ってきます、ポルシェのFフェンダーは殆どのモデルが丸い筒のような形状で曲率のきつい面で構成されています、空冷時代よりは少し緩くなっているとはいえこのような形状のパネルは他のクルマでは殆どありません、平な面と曲面では何が違うかと言うと曲面はそれだけでパネルに応力が掛かっています、例えば平らな紙はへらへらで端を持ってもダらんと垂れてしまいますが、丸めれば筒状の形を維持できます、丸める事によって平面から立体面に変化して立体で構成された事によって全体に『応力』が掛かるようになります、要はその形状を維持しようとする力が強くなるという事です、同じことはプレスライン(ボディの折り目のようなライン)にも言えます。

こういった状態のパネルを修復する時は応力がどのように何処に掛かっているかを充分に理解しながら作業しないとすぐに塗膜肌を荒らしてしまったりニキビのような作業痕を残したりしていまします、今回も最初はツールの先端にアタッチメントを装着してなるべく点接点にならないように注意して作業致しました。

ポルシェFフェンダーヘコミ修復後 ポルシェFフェンダーヘコミ修復後2 after

映り込む背景に違和感が出ないようにするのに予想以上に時間が掛かりましたが、まずまず綺麗に仕上がりました、良かったです(^^;)

曲面のキツいパネルのヘコミ修復は殆ど場合、苦労致します、特にFフェンダーの上部だとツールの支点が取り難い上に作業体勢もツラいです、ポルシェの場合だと特に腰にはキツイです、当然今回も作業後は腰にきました・・・(笑)

デントリペアについてのご相談はお気軽にお問い合わせ下さい
デントリペアジェイテクニックへのお問い合わせ・ご依頼は公式HP(右バナー)、またはこのブログのメニューより『デントリペアのお問い合わせ・料金』をご覧ください。

このブログはデントリペアジェイテクニックのオフィシャルブログです

30センチ超えのヘコミ

2019年11月18日

まだ台風関連のヘコミ修復の依頼があります(^^;)、強風時に受けた損傷は思っている以上に広範囲まで影響を受けている場合が多く、修復作業も一筋縄ではいきません、流石にもう今年は台風はないでしょうが、強風はどの季節でも起こりうる自然事象なので普段から倒れやすい物(特に自転車やバイクなど)には注意が必要です、それと意外と盲点なのはベランダなどからの落下物です、プラスチック製の軽いハンガーでも落下してルーフなどを直撃すれば殆どの場合が凹みます、強風時の事故は想像力を働かせれば予測可能なケースが結構あります、普段からのちょっとした備えが愛車への不運な事故を防ぎます・・・何事にも備えは大事です!

今回はお受けするかどうか、とても悩んだ修復作業でした・・・

Rゲート30センチ超えヘコミ Rゲート30センチ超えヘコミ2 before

Rゲートにできた30センチ超えのヘコミです(^^;)、ボディ色は歪みが残ると目立つ黒系、鋼板が伸びやすい軽自動車、プレスラインを縦断するような折り目のようなスジ、フチの合わせ目に出てしまっているスジ・・・、もう悪条件のオンパレードです(笑)、お客様のご要望が仕上がり重視なら正直なところお受け致しませんでしたが『パッと見た感じ目立たなくなれば・・・』とのご要望でしたのでトライする事に・・・(^^;)

しかし、作業する前に少ない脳ミソを働かせて何処から攻めるか結構考えました(笑)、闇雲に触れば軽自動車の腰のない鋼板はどんどん伸びてしまいます、伸ばしてしまえばこれだけの広範囲に及ぶヘコミの場合は反力が無くなって軽く押しただけで鋼板がペコペコ?してしまいます、このヘコミに応力を与えている『キモ』の部分を的確に判断してなるべく少ない手数で修復する事が大事です

今回の場合はやはり上下のプレスライン付近の部分がどうやら最もこのヘコミを踏ん張らせている根源のようです、まずはこの部分を徹底的に攻めました、この部分がある程度出てくるとやはりヘコミ全体が動いてきます、そして一番目立っているヘコミのスジ部分を戻していきます、かなりクッキリと折り目のようなスジがついてしまっているので完全には消すのは難しいですが、場所によっては薄い部分もあるのでそこだけでも何とか消すように努力致しました・・・

そして最後は全体の歪みを取っていきます、深く凹んでいる部分やスジはこれまでの作業で大部分が無くなりましたが、細かい歪みが沢山残っています、これが一番手間が掛かります、ミリ単位で繊細にツールをコントロールしなければなりません、一番時間も掛かりました、悪戦苦闘する事約2時間!何とか形にはなりました・・・(^^;)

Rゲート30センチ超えヘコミ作業後 Rゲート30センチ超えヘコミ作業後2 after

残念ながら完璧には程遠いですが、出来る限り映り込む背景に局部的な変化が出ないように調整致しましたのでパッと見た感じでは解からなくなりました(多分)(^^;)、お客様にご確認頂いた所、喜んで頂けたのでホッと致しました、痺れる作業でした。

正直なところ、こういう作業はお受けするべきかどうか、いつも悩みます、いつも出来る限り詳しく仕上がりについてのご説明をさせて頂きそれでもお客様がご希望されれば全力で作業をさせていただきますが、技術者としての心中は微妙です・・・やはり、完璧に仕上げて気持ち良く報酬を頂ける仕事がプロとしては一番達成感があります・・・難しいです(^^;)

デントリペアについてのご相談はお気軽にお問い合わせ下さい
デントリペアジェイテクニックへのお問い合わせ・ご依頼は公式HP(右バナー)、またはこのブログのメニューより『デントリペアのお問い合わせ・料金』をご覧ください。

このブログはデントリペアジェイテクニックのオフィシャルブログです