強風によるドアパンチ

2019年10月15日

先月の台風15号による被害の修復依頼もまだ全部終わっていないのに19号が来ました(^^;)、15号の時より強風が吹いている時間が短かったみたいなので(私の自宅付近)今のところ前回ほどのお問い合わせはありませんが、今週末ぐらいから少しづつ増えてくるかもしれません、それにしても想像できないような風や雨を伴う台風が以前より多くなったように感じます、今回も風はともかく雨は本当に凄かったです、豪雨と呼べるような状況が12時間位続いたように思います、ウチのサンルームもベランダの雨水が処理しきれず床下に浸水しました(泣)、現在、床を一部剥いで乾燥中です(^^;)、今後は毎年一度はこういったレベルの台風が来ると思って備えていたほうが良いかもしれません、恐ろしい時代になりました・・・

今回は強風によるドアパンチによるヘコミの修復でした・・・

強風によるドアパンチヘコミ 強風によるドアパンチヘコミ2 before

前回の台風時の強風によるドアパンチヘコミです(確か)、強烈です!、画像に写っているのは1番深い部分で12~13センチ位ありますが、この下側にも浅いヘコミが15センチ位あります(^^;)、普通に当てたぐらいではなかなかここまでは凹みませんが強風に煽られた事でかなりの衝撃力が加わったのだと思います、もうひとつ悪かったのが位置です、ドアの前方部なので恐らく隣のクルマのドアが全開になる少し前あたりで当たった可能性が高いです、そうなると半開きで当たった場合に比べてドアに加速度がつきますからより損傷は酷くなってしまいます、しかもボディ色は歪みが見え易い『黒』、キビシイ状況です、経験上ここまで『唇』のようになってしまった場合は何かひとつでも悪条件があると綺麗に直すのは難しいです、まずはツールアクセスの確認ですが、サイドインパクトビーム(ドア内部にある側面からの衝突時に乗員を守る鉄パイプのような部品)に掛かっていますが、隙間があるタイプなので何とかツールはアクセスできます、それでも若干の歪みは残ってしまう可能性は高いのですが、『何とか目立たなくなれば・・・』とのお客様のご了承をいただけたので全力で作業致しました。

強風によるドアパンチヘコミ修復後 強風によるドアパンチヘコミ修復後2 after

悪戦苦闘する事、約1時間半、何とか形にはなりました、映り込む背景を動かすと若干の歪みは残っていますが、お客様は『全然解からない!』と喜んでいただけたので苦労した甲斐がありました、良かったです!

強風時のドアパンチは殆どの場合、損傷度合いは通常時より酷くなります、強風の時はクルマに乗らないという訳にはいかないでしょうから、防御する手は駐車する場所や位置に気を付ける位しかできません、可能なら屋内駐車場、無理ならなるべく空いているスペースの角などに停めると少しでも確率は下げられると思います、でも、最近はガラガラな駐車場なのにわざわざ隣に停める『トナラー』という方がたまにいらっしゃるようなので、そうなると打つ手無し・・・ですね(笑)

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ドアノブ周りのプレスライン上のヘコミ

2019年10月5日

もう10月だというのにここ数日は真夏の暑さです、やっと涼しくなると思ってウキウキしていたのに・・・一体どうなっているのでしょう、これも地球温暖化の影響なのでしょうか、とにかく早く秋らしい涼しさになって欲しいです、毎日祈ってます・・・(笑)

今回はドアノブ付近のヘコミの修復についてです・・・

ドアノブプレスラインのヘコミ ドアノブプレスラインのヘコミ2 before

画像はドアノブすぐ上にできた4センチ程度のヘコミです、結構深めで打撃痕がスジ状になっています、ボディ色は歪みが残ると見え易い黒系です、難しいヘコミです、でもこれが普通に平坦なパネルにできたヘコミならそれ程問題ではありません、このヘコミの厄介なところはドアノブを収める為に一段低くなっているボディパネルのフチが凹んでしまっている事です、ドアのプレスラインと殆ど同じじゃないか、と言われそうですが、作業者の感覚としては全然違います、普通のプレスラインは基本的には直線のものが殆どですが、この部分はカーブしています、しかもその角度はかなりキツイです(^^;)、こういったヘコミはこのフチ部分を上げない事にはいくら他の部分を触っても変化してくれません、なぜならこのフチ部分が最も強くこの形を維持しようとする応力が掛かっているからです、でも、この部分は少しぐらい力を掛けてもまず簡単には動いてくれません、その上、ピンポイントで力を掛けすぎると塗膜割れが起こります、塗膜を割らないギリギリの力で少しづつ少しづつ変化させていかなければなりません、文章で書くと簡単ですが、実際はとても大変です、しかもこの位置だと内装を外しても開口部との位置関係が悪いのでかえって作業性が落ちてしまいます、窓枠の隙間からツールを入れるしかないのですが、ここからですと力を掛けられて先端が変えられるような太いツールが入りません(^^;)、何とか入る太さのツールの中で最も力を掛けられそうなツールの先端にテープを巻いて何とか作業致しました。

ドアノブプレスラインのヘコミ作業後 ドアノブプレスラインのヘコミ作業後2 after

完璧とは言えませんが何とかパッと見たぐらいでは解からないようにはできましたが歪みもラインの乱れも若干あります、でもお客様には喜んで頂けたので苦労した甲斐がありました。

今回のようにカーブしたプレスラインにキツい損傷を受けてしまうと完全に修復するのは余程良い条件が揃っていないと難しいです、どうしてもラインの乱れや歪みが残ってしまうケースが多いです、似たようなケースはリアゲートのナンバープレートの周りでもよく起こります、大抵ナンバープレートの周りは一段下がっているクルマが多くそこがプレスラインになっています、そこの角をバックした時に誤って何かに当ててしまうというパターンも結構ありました、浅い損傷なら何とかなりますが、クルマが動いて当たった場合は歩くようなスピードであっても車重の何パーセントかが一瞬にしてその部分に掛かってしまうので意外と酷い損傷を受けてしまう場合があります、そうなると・・・キビシイです(笑)

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キズは直せませんが・・・

2019年9月26日

先週はとても忙しかったです、通常の業務にプラスして先日の台風による被害のご依頼が重なってかなりバタバタしました(^^;)

台風や強風の被害によるヘコミの特徴のひとつはキズを伴っているケースが多いという事です、強風で何か物が飛んできて車体にぶつかる訳ですからどうしても塗膜面には多少のキズがついてしまいます、擦れた程度であれば少し研磨して磨けば殆ど消えてしまうのですが、損傷がクリア塗装より深いところまで及んでいると残念ながら研磨で消す事はできません・・・

かなり酷いキズだったり僅かなキズでも絶対に我慢できないという方の場合はもう板金塗装で再塗装するしか修復方法はありませんが、小さな傷ならタッチアップで我慢できるという方ならデントリペアでの修復も選択肢のひとつになると思います、今回はそんなケースでした・・・

キズのあるヘコミ1 キズのあるヘコミ2 before

画像はドアにできたかなり深めのヘコミです、大きさは3~4センチ程度ですが、『く』の字のような打撃痕がクッキリと残っていて塗膜にキズもついてしまっています(^^;)、ボディ色が黒系なのでかなり離れて見ても映り込んだ背景が歪むのでハッキリ解かってしまいます
ツールアクセスが良好なのが救いですが、結構厄介なヘコミです、まずは打撃痕をポンチングで開いてスジを動かしやすくします、その後ツールでヘコミを戻していきますが、かなり鋼板が局部伸びしているのでこれ以上伸ばさないよう且つ塗膜の肌目を乱さないように慎重に作業していきます、スジを消すのに苦労致しましたが何とか1時間弱でそこそこの仕上がりまでもっていく事ができました。

キズのあるヘコミ修復後 キズのあるヘコミ修復後2 after

キズは残っているのですが、研磨して磨いたらかなり目立たなくなりました、ヘコミがなくなった事で映り込んだ背景が歪まないので離れて見れば全く分かりません、ここを直したと知らない人ならまず解からないと思います、もちろん近くで見ればキズの痕跡はありますが・・・(^^;)

今回のお客様は僅かなキズの痕跡よりパッと見てすぐわかるヘコミを低価格・短時間で直せた事にとても喜んでくださりました、これは個人の価値観の問題なので何が正しいという事ではありませんが、1センチにも満たない小さなキズを享受できる方なら金額・修復時間を考えればキズは我慢してヘコミだけを取るという修復方法の選択も『有り』だと思います・・・機会があれば検討なさってみて下さい!

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